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【2026年対策】国立大学職員の教養試験とは?勉強方法を解説!

国立大学法人の教養試験

国立大学法人等職員採用試験をはじめ、公務員試験の筆記試験に苦労している受験者は多いです。

とくに、本記事で解説する教養試験は、出題科目・出題範囲ともに膨大のため、「なにから」勉強すればいいか悩んでいる人ばかり。

そこで本記事では、国立大学法人等職員採用試験の教養試験を効率よく勉強できるように、出題傾向対策方法を具体的に解説します。

教養試験の勉強方法や出題傾向を詳しく知りたい方にとって、合格に向けた準備を万全にすることができるでしょう。

ぜひ最後までお読みいただき、成功への一歩を踏み出してください。


国立大学法人等職員採用試験の難易度は、以下の記事で詳しく解説しています。

目次

教養試験の概要|国立大学法人等職員採用試験

国立大学法人等職員採用試験の教養試験は、論理的思考力や数的処理能力、文章読解力といった基礎的な知能を測る筆記試験です。

この試験では、幅広い科目の知識が問われるため、多岐にわたる学習が必要となります。

試験時間と問題数

まずは、試験の概要を把握しましょう。

試験時間120分
問題数40問(全問必答)
難易度大学卒業程度
解答方式多肢選択式(マークシート)

2026年度からの変更点

2026年度試験から問題配分が変更となります。

詳細は次のとおりです。

国大法人職員の変更点

教養試験を攻略するには、出題範囲をしっかりと理解し、計画的に学習を進めることが大切です。

江本

国家公務員や県・市職員の採用試験と同じような内容(問題)です!

教養試験の出題科目一覧|国立大学法人等職員採用試験

教養試験の概要が掴めたら、次はいよいよ科目ごとに出題傾向を分析しましょう。

なぜなら、勉強の優先順位を決めることが重要だからです。

以下の表は、過去3年間の科目別出題数をまとめたものです。これを見れば、どこに力を入れて勉強すべきかは一目瞭然ですね。

知能分野(27問)

科目202620252024
数的推理1544
判断推理44
空間把握44
資料解釈311
現代文933
英文44
教養試験の科目別出題数(国立大学法人等職員採用試験)

知識分野(13問)

科目202620252024
政治833
経済22
社会22
世界史22
日本史22
地理22
思想1
文芸1
数学11
物理11
化学11
生物22
地学11
自然・人文・社会に関する時事5
教養試験の科目別出題数(国立大学法人等職員採用試験)

この表から分かる通り、全40問のうち27問(70%)が「知能分野」から出題されます。

特に、数的処理(判断・数的・空間・資料解釈)と文章理解(現代文・英文)で、ほぼ全ての点数が決まると言っても過言ではありません。


▼科目別の出題範囲はこちら!

教養試験の勉強方法|国立大学法人等職員採用試験

国立大学法人等職員採用試験の教養試験の勉強は、次の手順に沿って行います。

ステップ1:効果的な学習計画を立てる

教養試験の勉強を始める前に、まずは具体的な学習計画を立てることが大切です。

試験日までの期間を逆算し、毎日の学習時間や学習内容をスケジュールに組み込みましょう。

例:週の学習スケジュール

  • 月曜日〜金曜日:毎日1〜2時間、一般知能科目と苦手科目を交互に学習
  • 土曜日:月〜金の復習と得意科目を解く
  • 日曜日:予備日(休日)月〜土でできなかったことがあれば行う
江本

定期的に休憩を取り、リフレッシュしましょう。

ステップ2:参考書や問題集を揃える

効率的な勉強には、質の高い参考書や問題集を使用することが重要です。

国立大学法人等職員採用試験の対策で、おすすめの参考書と問題集は次のとおり。

おすすめの参考書・問題集

畑中敦子シリーズ

理系科目が苦手な人は取り組む価値のある参考書です。数的推理や判断推理、資料解釈について最もスタンダードな問題からやや応用レベルの問題まで、段階的にマスターできるように構成しております。

数学が不得意な方でも、解法パターンやテクニックを覚えることで、得意分野にすることは十分可能がコンセプト。

初めは解説を読んで解法をマスターし、それから自力で解けるようになるまで、繰り返し、手を動かして問題を解いてみてください!

スーパー過去問シリーズ

実務教育出版が監修している”上級者向け”の参考書です。

要点が絞られており問題+解説という構成で勉強しやすい。

情報量はやや少なめなので、ある程度知識のある方や一通り勉強を終えた方には最適ですが、まったくの初心者がこれ1冊だけで試験に臨むのはリスクが高いかもです。

速攻の時事 トレーニング

公務員試験の時事分野に特化した定番シリーズ『速攻の時事』に連動する形で作られた問題集です。これまでの試験で取り上げられたテーマや出題傾向を分析し、今後の出題を見据えた練習問題として体系的に整理されています。

各分野ごとに「覚えておきたいポイント」をまとめたページも設けられており、重要事項をスピーディーに押さえながら実戦演習が進められるのが特長です。

時事対策は性質上、過去問がほとんど存在せず、一般的には参考書中心の学習になりがちです。

そのため、実践形式で知識を固められる教材としては、『速攻の時事 トレーニング』が非常に貴重な存在と言えるでしょう。

note(出題範囲)

「どの科目・分野から勉強すればいいんだろう?」のような悩みを即解決できる1冊です。

科目別に出題範囲をまとめたデータを集約した攻略マニュアルです。

オンライン相談室で勉強方法や方向性を即時に確認できる点も◎。

ステップ3:出題傾向を理解する

効率的な勉強をするためには、試験の出題傾向を理解しましょう。

そうしないと、どの科目から手をつければいいか判断できないからです。

上記で紹介した出題数一覧を見ればわかりますが、全科目から均等に出るわけではありません。

まずは、出題数が多く、理解に時間がかかる数的推理や判断推理から勉強を始めることが重要です。

ステップ4:出題頻度の高い分野から覚える

過去問題の分析結果をもとに、出題頻度の高い分野から優先的に勉強しましょう。

これにより、効率よく点数を稼ぐことができます。

優先的に勉強する分野

たとえば、社会科学(政治)の出題範囲は次のようになっています。

国立大学法人等職員採用試験の出題範囲(政治)
当サイトが過去10年間の試験問題を独自に分析したデータです。

まずは、出題頻度の高い基本的人権から重点的に覚えるのが効果的です。出題頻度の低い分野の勉強に時間を割く必要はありません。

頻出度の高い分野をしっかりと抑えた後、その他の分野を補完的に学習することで、全体的な理解を深め、試験に万全の態勢で臨むことができます。


▼各科目の出題範囲を下記の記事で詳しく解説しています。

ステップ5:模擬試験で総復習する

模擬試験を活用することで、総合的な実力を確認しましょう。

本番と同じ形式で模擬試験を受けることで、試験の流れや時間配分を体験できます。

模擬試験の活用方法

STEP
本番と同じ環境で実施する

模擬試験は、実際の試験と同じ条件(時間、形式)で行いましょう。

静かな場所で、試験時間内に問題を解くことで、本番の雰囲気を体感できます。

STEP
時間配分を練習する

模擬試験を通じて、どの問題にどれだけの時間をかけるかを練習します。

特に一般知能分野に時間をかけすぎないように注意し、全体のバランスを意識しましょう。

STEP
自己採点と復習

模擬試験の結果を自己採点し、間違えた問題や時間が足りなかった問題を分析します。

「なぜ間違えたのか」、「どの知識があれば正解できたのか」などの原因を把握し、必ず復習することが重要です。

江本

「大卒程度」の模擬試験(職種問わず)を受験しましょう!

教養試験に関するFAQ|国立大学法人等職員採用試験

国立大学法人等職員採用試験の教養試験対策に関するよくある質問(FAQ)を紹介します。

過去問はどこで入手できますか?

国立大学法人等職員採用試験の過去問は公開されていません。

試験日に回収されるからです。

試験レベルは大学卒業程度なので、国家公務員や特別区などの公開されている問題を使ってください。


なお、受験者からの情報を集約した出題傾向表を次の記事で公開しているので、そちらも参考にしてみてください。

教養試験のレベルはどれくらいですか?

教養試験の難易度は高校入試〜大学共通入試レベルです。

問題は幅広い分野から出題されますが、しっかりとした学習計画を立てて勉強すれば十分に対応可能です。

数的推理や判断推理、文章理解から勉強を始めましょう。

合格点を取るには何時間の勉強が必要ですか?

教養試験の勉強時間は400時間〜500時間ほど必要です。

合格に必要な勉強時間は個人の基礎学力や理解度によって異なりますが、毎日1〜2時間の学習を3ヶ月から6ヶ月続けることで達成できます。

計画的に学習時間を確保し、過去問題や模擬試験を活用して実力をつけていくことが重要です。

合格点(ボーダーライン)は何割くらいですか?

ボーダーラインは非公開であり、採用数や問題レベルによっても変動するため確かなことは言えませんが、合格者の情報提供や他サイトのデータから6~7割だと推測できます。

なので、高得点を目指して勉強するよりも、7割を安定して取れることが大切です。

国立大学職員は筆記試験はそこそこ通して、二次試験でガッツリ落とします。というか、採用人数が少ないのでしょうがないんですけどね。

したがって、筆記試験の対策は大切ですが、それだけでは合格できないことを理解してバランスよく対策しましょう。

江本

ちなみに僕は自己採点で26~28/40問で最終合格まで行きました!7割前後でも十分に最終合格はできますよ。

国立大学法人等職員採用試験 教養試験まとめ

今回は、国立大学法人等職員採用試験の教養試験の内容や勉強方法を解説しました。

教養試験は、高校までにきちんと勉強してきた人からすればそれほど難しいわけではありません。

それなのに多くの受験者が悩んでいるのは、試験科目・範囲が膨大だからです。

教養試験を効率よく勉強するには、出題範囲の理解(=過去問分析)がとても重要になります。

闇雲に無駄な勉強をするのではなく、過去の出題傾向を軸に勉強しましょう。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


▼各科目の出題範囲を下記の記事で詳しく解説しています。

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