刑務官採用試験の合格最低点(ボーダーライン)と平均点

刑務官のボーダーライン

本記事では、刑務官採用試験の合格最低点(ボーダーライン)をまとめています。

平均点や合格点を取るコツも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

刑務官採用試験の合格最低点(ボーダーライン)

刑務官採用試験の合格最低点(ボーダーライン)を紹介します。

点数は各試験の素点(正解数)ではなく、平均点や標準偏差を用いて算出する「標準点」として判断されます。

得点についての考え方はこちら。

  • 2024(令和6)年度
  • 2023(令和5)年度
  • 2022(令和4)年度

2024(令和6)年度試験

刑務A

区分一次試験最終合格
北海道138340
東北138313
関東138341
東海北陸138381
近畿138326
中国138341
四国138341
九州219475
沖縄436639
2024年度刑務官採用試験の合格最低点(刑務A|高卒・大卒)

刑務B

区分一次試験最終合格
北海道138401
東北192395
関東341544
東海北陸178395
近畿138341
中国165368
四国138341
九州300502
沖縄
2024年度刑務官採用試験の合格最低点(刑務B|高卒・大卒)
標準点換算表(タップして表示)

基礎能力試験

素点標準点
12138.3
13151.9
14165.4
15179.0
16192.5
17206.0
18219.6
19233.1
20246.7
21260.2
22273.7
23287.3
24300.8
25314.4
26327.9
素点標準点
27341.4
28355.0
29368.5
30382.1
31395.6
32409.2
33422.7
34436.2
35449.8
36463.3
37476.9
38490.4
39503.9
40517.5

人物試験

評価ABCDE
標準点250196136

2023(令和5)年度試験

刑務A

区分一次試験最終合格
北海道171375
東北171389
関東171375
東海北陸171375
近畿185488
中国171375
四国171375
九州214460
沖縄355559
2023年度刑務官採用試験の合格最低点(刑務A|高卒・大卒)

刑務B

区分一次試験最終合格
北海道171403
東北171460
関東171375
東海北陸171349
近畿171375
中国185418
四国214474
九州171349
2023年度刑務官採用試験の合格最低点(刑務B|高卒・大卒)
標準点換算表(タップして表示)

基礎能力試験

素点標準点
12171.6
13185.8
14199.9
15214.1
16228.3
17242.5
18256.6
19270.8
20285.0
21299.2
22313.3
23327.5
24341.7
25355.9
26370.1
素点標準点
27384.2
28398.4
29412.6
30426.8
31440.9
32455.1
33469.3
34483.5
35497.6
36511.8
37526.0
38540.2
39554.4
40568.5

人物試験

評価ABCDE
標準点245193136

2022(令和4)年度試験

刑務A

区分一次試験最終合格
北海道183389
東北183402
関東183389
東海北陸183402
近畿183389
中国183468
四国183389
九州224521
沖縄402662
2022年度刑務官採用試験の合格最低点(刑務A|高卒・大卒)

刑務B

区分一次試験最終合格
北海道196416
東北183389
関東183389
東海北陸183416
近畿196381
中国224430
四国196416
九州183389
2022年度刑務官採用試験の合格最低点(刑務B|高卒・大卒)
標準点換算表(タップして表示)

基礎能力試験

素点標準点
12183.2
13196.9
14210.6
15224.3
16237.9
17251.6
18265.3
19279.0
20292.6
21306.3
22320.0
23333.7
24347.4
25361.0
26374.7
素点標準点
27388.4
28402.1
29415.7
30429.4
31443.1
32456.8
33470.5
34484.1
35497.8
36511.5
37525.2
38538.8
39552.5
40566.2

人物試験

評価ABCDE
標準点240191137

刑務官採用試験の平均点と計算方法

刑務官採用試験の平均点および標準点の計算方法を紹介します。

平均点

実施年度基礎能力試験作文試験
202422.884
(6.330)
4.142
(0.760)
202320.051
(6.046)
4.124
(0.830)
202219.493
(6.267)
4.094
(0.900)
  • 全区分共通。
  • (  )は標準偏差。

標準点の計算方法

標準点の計算式は次のとおり。

$$10\times\ 配点比率 \times(15\times\frac{素点-平均点}{標準偏差}+50)$$

この計算式を使い、次の2023年度受験者の標準点(2023年度)を算出してみましょう。

  • Aさん:基礎能力試験15点
  • Bさん:基礎能力試験26点

Aさんの標準点は214.1点です。
2023年度刑務A(高卒・大卒|沖縄)の合格最低点は355点なので不合格。

基礎能力試験の標準点

$$10\times\frac{4}{7}\times(15\times\frac{15-20.051}{6.046}+50)=214.1点$$

刑務官採用試験の合格点を取るポイント

刑務官採用試験の合格最低点は区分や地域にもよりますが3~4割程度です。

そのため苦手科目や捨て科目があっても問題ありません。むしろ、全部に手をつけて中途半端になるよりも、必要な部分にそって効率よく勉強することが重要です。

効率よく勉強するには次のポイントを意識しましょう。

配点を理解する

刑務官採用試験の基礎能力試験は科目数が多く大変ですが、科目ごとの出題数(=配点)に違います。

たとえば、数的推理や判断推理は平均4問の出題があります。一方で、物理や数学は1問しか出ていません。勉強時間は限られているので、同じ時間を使うなら配点の高い科目に使った方が効率的ですよね。

出題数の少ない(=配点が低い)科目にどれだけ時間を使っても総合点は上がりません。少しでも効率よく勉強を進めたいなら、この科目選択が今後の勉強効率を大きく左右しますよ!

基礎能力試験の勉強方法は下記の記事で詳しく解説しています。

出題範囲を理解する

問題集や参考書を最初から最後まで勉強してはいけません。なぜなら、無駄な(試験に出ない)部分が多いからです。

  • 数的推理の出題範囲が「速さ」だけと分かっていたら、「確率」や「仕事算」の勉強はしますか?
  • 日本史の出題範囲が「江戸時代」だけだったら、「平安時代」や「鎌倉時代」の勉強はしますか?
  • 物理の出題範囲が「重力」だけだったら、「電磁気」や「波動」の勉強はしますか?

しないですよね。試験に出ないので勉強するだけ時間の無駄です。

勉強ができない、どれだけ時間をかけても点数がとれない、という人は、こういった出題範囲を理解せず(理解したつもりで)勉強しています。

よく出ている分野がある一方でまったく出ていない分野も相当多いです。試験に出ない部分にどれだけ時間をかけて勉強しても点数は伸びないので注意してくださいね。

過去の出題範囲は下記記事でまとめています。

刑務官採用試験の合格最低点まとめ

刑務官採用試験の合格最低点は、採用人数や問題レベルによって変動するため確かなことはいえませんが、最終合格も視野に入れるなら5割程度が一つの目安となります。

効率よく合格点を取るために必要なポイントは次の2つ。

とにかく試験科目は多いので、きちんと出題傾向を理解して効率よく勉強することがポイントになります。やり方を間違えずに正しい道筋(出題傾向)を知り、それに沿って問題を解く。

そうすれば、科目・範囲ともに膨大な基礎能力試験の勉強は、これまでよりずっとラクに合格点を超えるようになると僕は考えます。

まずは科目ごとの出題範囲を理解する。
そこから始めていきましょう!

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