本記事では、警視庁警察官採用試験一類(大卒程度)の論文試験に関する情報をまとめています。
「警視庁採用試験の論文ってどんな試験なんだろう…」
「警視庁採用試験の論文はどんなテーマが出ているんだろう…。」
「警視庁採用試験の論文はどうやって対策すればいいの…。」
このような疑問を解消できる記事となっているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【一類】警視庁警察官採用試験 論文の内容
実施 | 第一次選考試験 |
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試験時間 | 80分 |
問題数 | 1題 |
文字数 | 1000字程度 |
配点 | 非公表 |
警視庁警察官採用試験一類の論文試験は、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。
筆記試験(教養試験や国語試験)では判断できない、論理的思考力や読解力、警察官としての適性などを総合的に評価します。
試験時間と文字数
論文試験の制限時間は*80分です。
対する文字数は1000字が上限となります。
*2025年試験から試験時間が60分に短縮されます!
出題形式
出題形式は、社会的な問題や個人の価値観、未来への展望に焦点を当てたテーマが出題される傾向にあります。
自分自身の経験を書くことになるため、面接対策も踏まえて自己分析をしましょう。
【2024年版】警視庁採用試験の難易度は?試験内容を徹底解説』を参考にしてください。
その他の試験内容についてさらに詳しい情報が必要な場合は、こちらの『【一類】警視庁警察官採用試験 論文の過去問テーマ
警視庁警察官採用試験一類の論文試験で出題された過去問を紹介します。
- 第1回(4月試験)のテーマです。
2024(令和6)年度
あなたが警察官を目指すきっかけになったことに触れ、どのような警察官になりたいかを述べなさい。
2023(令和5)年度
これまで最も苦労した経験に触れ、そこから学んだことをどのように警察官の仕事に活かしていきたいか述べなさい。
2022(令和4)年度
これまであなたが人との関わりから学んだことについて触れ、今後それを警察官の仕事にどのように活かしていきたいか述べなさい。
2021(令和3)年度
現在、自らの成長に必要なものを理由とともに述べた上で、今後、その成長に向けてどのように努力し、警察官として自らの能力を発揮していきたいか述べなさい。
2020(令和2)年度
努力して困難に打ち勝った経験と、そこから得たことをどのように警察官として活かしていきたいか述べなさい。
- コロナによって第1回が中止のため、第2回(9月試験)のテーマを掲載しています。
2019(令和元)年度
警視庁警察官という職業についてあなたの考えを述べた上で、警察官になることに対する自信と不安について述べなさい。
2018(平成30)年度
失敗に学び成長した経験と、その経験を警察官としてどのように活かしていきたいか述べなさい。
2017(平成29)年度
過去にストレスやプレッシャーを感じた事と、その対処法について触れ、今後、警察官としてそれをどのように活かしていきたいか述べなさい。
2016(平成28)年度
警察官が持つべき倫理観とは何か。あなたの経験に基づき述べた上、目指す警察官像について及びなさい。
2015(平成27)年度
あなたが警察官になって守りたいものとは何か、その理由を具体的な経験から述べなさい。
2014(平成26)年度
警察が社会秩序の維持の為にすべきこととは何か、あなた自身がルールを守る必要性を感じた具体的経験から述べなさい。
2013(平成25)年度
あなたが失敗した経験から学んだことを具体的に述べ、その経験を警察官の仕事にどのように活かしていきたいか述べなさい。
2012(平成24)年度
あなたはこれまで人から信頼されるために、どのように行動してきたか、警視庁警察官としてどのように行動していこうと考えているか実体験を交えて述べなさい。
2011(平成23)年度
あなたがこれまで人のために行動して得たものは何か、それを警視庁警察官としての仕事にどのように活かせるか述べなさい。
2010(平成22)年度
過去に達成感を得た経験と、その経験を警視庁警察官としてどのように活かしたいか述べなさい。
【一類・三類】警視庁警察官採用試験の過去問と使い方」でまとめています。
論文以外の過去問も、こちらの「【一類】警視庁警察官採用試験 論文の対策方法
論文試験の対策は次のステップに沿って行いましょう。
- 書き方をインプットする
- 自己分析
- 時間を計って書く
- 添削を受ける
書き方をインプットする
まずは、論文の書き方(文章構成や原稿用紙の使い方)を勉強しましょう。
どんなに内容が良くても、構成が悪いと評価されない(読みにくい)からです。
オススメの参考書は『よくわかる! 公務員試験(中・上級)のための論作文術』です。これを使いながら、正しい論文の型をインプットしましょう。
自己分析
続いて、自己分析を行ない、これまでの経験や体験をピックアップしましょう。
自分の考え(主張)に説得力を持たせたり、オリジナリティを出したりするには、自分の経験や取り組みを盛り込んで書く必要があるからです。
「自分の強み」や「やってみたい仕事」、「成功体験」などについて、これまでの経験を思い出しながら考えていきましょう。
面接対策にも役立つので、早めにやることがポイントです!
時間を計って書く
書き方と書く材料(自己分析)が把握できたら、時間を計って書いてみましょう。
文章構成や文字数などを意識しながら書くのは大変ですが、本番でも時間配分が重要となります。
本試験と同じ気持ちで取り組むことがポイントです。
添削を受ける
自分で書いた論文は、学校の先生や予備校などに見てもらい、フィードバックを受けることが重要です。
- 「自分の書いた文章は伝わるか(読みやすいか)」
- 「誤字脱字はないか」
- 「テーマを正確に把握できているか」
これらの観点は独学では把握できません。
論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことなので注意が必要です。
正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。
語彙力や漢字の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。
こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください。
【一類】警視庁警察官採用試験 論文まとめ
警視庁警察官採用試験一類(大卒)の論文試験は、あなたが思う以上にやるべきことが多い試験です。
過去問を眺めるだけでは、論文試験を攻略することはできません。過去問を使い答案を作成したら添削を受けることで徐々に上達します。
論文試験で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。
論文試験が原因で不合格にならにように、早めに(遅くても試験の3ヶ月前を推奨)準備を始めてください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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