本記事では、警視庁警察官採用試験三類(高卒程度)の作文試験に関する情報をまとめています。
「警視庁採用試験の作文ってどんな試験なんだろう…」
「警視庁採用試験の作文はどんなテーマが出ているんだろう…。」
「警視庁採用試験の作文はどうやって対策すればいいの…。」
このような疑問を解消できる記事となっているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【三類】警視庁警察官採用試験 作文の内容
実施 | 第一次選考試験 |
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試験時間 | 80分 |
問題数 | 1題 |
文字数 | 1000字程度 |
配点 | 非公表 |
警視庁警察官採用試験三類の作文試験は、自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。
筆記試験(教養試験や国語試験)では判断できない、論理的思考力や読解力、警察官としての適性などを総合的に評価します。
試験時間と文字数
作文試験の制限時間は*80分です。
対する文字数は1000字が上限となります。
*2025年試験から試験時間が60分に短縮されます!
出題形式
出題形式は、社会的な問題や個人の価値観、未来への展望に焦点を当てたテーマが出題される傾向にあります。
自分自身の経験を書くことになるため、面接対策も踏まえて自己分析をしましょう。
【2024年版】警視庁採用試験の難易度は?試験内容を徹底解説』を参考にしてください。
その他の試験内容についてさらに詳しい情報が必要な場合は、こちらの『【三類】警視庁警察官採用試験 作文の過去問テーマ
警視庁警察官採用試験三3類(高卒)の作文テーマ(2023年~2010年)を紹介します。
- 第2回(9月試験)のテーマです。
2023(令和5)年度
あなたが警察官として大切にしていきたいと考えることを3つ挙げ、その理由も述べなさい。
2022(令和4)年度
規則や決まりごとを守る大切さを感じた経験について触れ、それを警察官の職務にどのように活かしていきたいか、 具体的に述べなさい。
2021(令和3)年度
安全・安心な社会の実現を目指していく上で役に立つあなたの経験・知識を挙げ、どのような警察官を目指すのか、具体的に述べなさい。
2020(令和2)年度
警視庁警察官を目指す具体的な理由と警視庁の魅力について挙げたうえで、警察官としてやりたいことを述べなさい。
2019(令和元)年度
理想とする警察官になるために努力したいことと、警察官の仕事に活かせるあなたの「強み」について述べなさい。
2018(平成30)年度
学生生活の中で得た最も大切なことを、警察官としての活動にどのように活かしていきたいか述べなさい。
2017(平成29)年度
あなたが警察官としてやりたいことは何か。都民が望む警察官像に触れて述べなさい。
2016(平成28)年度
都民から頼られる警察官となるために必要なことを挙げ、どのような警察官になりたいか述べなさい。
2015(平成27)年度
あなたが自分で物事を最後までやり遂げた経験について述べ、そこから得たことを、警視庁警察官としてどのように活かしていきたいか具体的に述べなさい。
2014(平成26)年度
あなたが今一番関心のあることについて具体的に述べ、警察官の仕事にどう活かせるか述べなさい。
2013(平成25)年度
警視庁警察官を志望するに当たりあなたが日頃から取り組んでいること及び警視庁警察官となる決意について述べなさい。
2012(平成24)年度
警察官として、あなたが守らなければならないものとはどのようなものか、具体的に述べなさい。
2011(平成23)年度
街で制服を着ている警察官を見て、あなたが感じていることを述べなさい。
2010(平成22)年度
住民が警察に期待しているものは何か、あなたは警察官になって何がしたいのか、具体的に述べなさい。
【一類・三類】警視庁警察官採用試験の過去問と使い方」でまとめています。
作文以外の過去問も、こちらの「【三類】警視庁警察官採用試験 作文の対策方法
作文試験の対策は次のステップに沿って行いましょう。
- 書き方をインプットする
- 自己分析
- 時間を計って書く
- 添削を受ける
書き方をインプットする
まずは、作文の書き方(文章構成や原稿用紙の使い方)を勉強しましょう。
どんなに内容が良くても、構成が悪いと評価されない(読みにくい)からです。
オススメの参考書は『よくわかる! 公務員試験(初級)のための論作文術』です。これを使いながら、正しい作文の型をインプットしましょう。
自己分析
続いて、自己分析を行ない、これまでの経験や体験をピックアップしましょう。
自分の考え(主張)に説得力を持たせたり、オリジナリティを出したりするには、自分の経験や取り組みを盛り込んで書く必要があるからです。
「自分の強み」や「やってみたい仕事」、「成功体験」などについて、これまでの経験を思い出しながら考えていきましょう。
面接対策にも役立つので、早めにやることがポイントです!
時間を計って書く
書き方と書く材料(自己分析)が把握できたら、時間を計って書いてみましょう。
文章構成や文字数などを意識しながら書くのは大変ですが、本番でも時間配分が重要となります。
本試験と同じ気持ちで取り組むことがポイントです。
添削を受ける
自分で書いた作文は、学校の先生や予備校などに見てもらい、フィードバックを受けることが重要です。
- 「自分の書いた文章は伝わるか(読みやすいか)」
- 「誤字脱字はないか」
- 「テーマを正確に把握できているか」
これらの観点は独学では把握できません。
作文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことなので注意が必要です。
正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。
語彙力や漢字の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。
こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください。
【三類】警視庁警察官採用試験 作文まとめ
警視庁警察官採用試験三類(高卒)の作文試験は、あなたが思う以上にやるべきことが多い試験です。
過去問を眺めるだけでは、作文試験を攻略することはできません。過去問を使い答案を作成したら添削を受けることで徐々に上達します。
作文試験で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。
作文試験が原因で不合格にならにように、早めに(遅くても試験の3ヶ月前を推奨)準備を始めてください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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