警視庁警察官採用試験は、毎年多くの受験者が挑戦する人気の公務員試験ですね。
しかし、「実際の倍率はどれくらい?」「過去と比べて受かりやすくなっているの?」といった疑問は、公式サイトを見ているだけではなかなか分かりにくいものです。
そこでこの記事では、最新の公式データをもとに、警視庁採用試験の倍率をさまざまな角度から徹底的に分析していきます。
- 年度別の倍率推移
- 試験回別の受かりやすさ
- 一次・二次試験ごとの本当の難関
この記事を読めば、客観的なデータから警視庁採用の「今」が分かり、あなたが合格を掴むための戦略が見えてきますよ。
これから挑戦する方も、受験を迷っている方も、ぜひ参考にしてくださいね。
【結論】警視庁警察官の採用倍率は低下傾向!
さっそく結論からお伝えしますね。
警視庁警察官採用試験の倍率は、ここ数年で大きく低下しており、合格のチャンスは確実に広がっています。
例えば、大卒程度の男性警察官(Ⅰ類)の倍率を見てみると、2014年度は6.8倍でしたが、2024年度には3.7倍まで下がっています。これは、約10年前と比べてかなり受かりやすくなっていることを示していますね。
もちろん、試験が簡単になったわけではなく、しっかりとした対策は必要です。しかし、昔の「警察官は非常に狭き門」というイメージだけで諦めてしまうのは、もったいない状況と言えるでしょう。
この記事で正確なデータを把握し、自信を持って対策への一歩を踏み出しましょう!
【令和7年最新】警視庁警察官採用試験の倍率推移
それでは、具体的なデータを見ていきましょう。
ここでは、最新の2025(令和7)年度試験結果の一部と、過去10年以上の推移を「一類(大卒程度)」「三類(高卒程度)」に分けてまとめました。
一類(大卒程度)の倍率推移【男女別】
まずは大卒程度の採用区分です。
男性・女性ともに、長期的に見ると倍率は低下傾向にあることが分かります。
男性警察官(一類)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | 2,992 | 1,016 | 2.9 |
2024 | 4,196 | 1,128 | 3.7 |
2023 | 4,978 | 824 | 6.0 |
2022 | 5,379 | 886 | 6.1 |
2021 | 5,845 | 1,027 | 5.7 |
2020 | 2,960 | 643 | 4.6 |
2019 | 6,353 | 1,297 | 4.9 |
2018 | 9,372 | 1,599 | 5.9 |
2017 | 10,062 | 1,750 | 5.7 |
2016 | 9,502 | 1,816 | 5.2 |
2015 | 10,115 | 1,764 | 5.7 |
2014 | 11,082 | 1,626 | 6.8 |
- 2025年度は第1回試験(従来方式+SPI方式)のみの合計値。
- その他は各年度の全試験(第1回〜第3回)合計値。
女性警察官(一類)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | 1,144 | 429 | 2.7 |
2024 | 1,580 | 388 | 4.1 |
2023 | 1,737 | 304 | 5.7 |
2022 | 1,942 | 261 | 7.4 |
2021 | 1,784 | 303 | 5.9 |
2020 | 906 | 165 | 5.5 |
2019 | 1,799 | 201 | 9.0 |
2018 | 2,529 | 294 | 8.6 |
2017 | 2,618 | 292 | 9.0 |
2016 | 2,565 | 305 | 8.4 |
2015 | 2,611 | 309 | 8.4 |
2014 | 1,698 | 262 | 6.5 |
- 2025年度は第1回試験(従来方式+SPI方式)のみの合計値。
- その他は各年度の全試験(第1回〜第3回)合計値。
三類(高卒程度)の倍率推移【男女別】
次に高卒程度の採用区分です。
三類も近年は倍率が落ち着いてきています。
男性警察官(三類)
採用年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | 939 | 184 | 5.1 |
2024 | 1,960 | 358 | 5.5 |
2023 | 2,133 | 272 | 7.8 |
2022 | 2,492 | 243 | 10.3 |
2021 | 1,344 | 158 | 8.5 |
2020 | 1,543 | 213 | 7.2 |
2019 | 4,119 | 336 | 12.3 |
2018 | 2,336 | 353 | 6.6 |
2017 | 2,664 | 409 | 6.5 |
2016 | 2,559 | 451 | 5.7 |
2015 | 2,863 | 459 | 6.2 |
2014 | 2,799 | 380 | 7.4 |
- 2025年度は第1回試験(従来方式+SPI方式)のみの合計値。
- その他は各年度の全試験(第2回〜第3回)合計値。
女性警察官(三類)
採用年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | 305 | 57 | 5.4 |
2024 | 716 | 162 | 4.4 |
2023 | 815 | 136 | 6.0 |
2022 | 933 | 148 | 6.3 |
2021 | 506 | 78 | 6.5 |
2020 | 530 | 82 | 6.5 |
2019 | 1,298 | 83 | 15.6 |
2018 | 883 | 93 | 9.5 |
2017 | 830 | 115 | 7.2 |
2016 | 813 | 132 | 6.2 |
2015 | 891 | 128 | 7.0 |
2014 | 468 | 118 | 4.0 |
- 2025年度は第1回試験(従来方式+SPI方式)のみの合計値。
- その他は各年度の全試験(第2回〜第3回)合計値。
【考察】なぜ倍率は低下しているのか?考えられる3つの理由
「どうしてこんなに倍率が下がっているの?」と気になりますよね。これには、いくつかの社会的な背景が関係していると考えられます。
① 民間企業の採用意欲の向上
景気の回復に伴い、多くの民間企業が給与アップや待遇改善を進め、積極的に採用を行っています。
そのため、以前よりも公務員の「安定性」という魅力が相対的に弱まり、優秀な人材が民間に流れる傾向があるのです。
② 少子化による若年人口の減少
そもそも、採用試験のメインターゲットとなる10代〜20代の人口が年々減少しています。
これにより、受験者数そのものが減少し、結果として倍率が下がる一因となっています。
③ 警察の積極的な採用活動
治安維持のため、警察官は一定数を安定的に確保する必要があります。そ
のため警視庁側も、採用目標人数を高く設定したり、試験日程を増やしたり、2025年度からはSPI方式を導入したりと、一人でも多くの優秀な人材を確保しようと採用活動に力を入れています。
これらの要因が複合的に絡み合い、現在の「倍率低下」という状況が生まれているのですね。
警視庁採用で最も受かりやすいのは?試験回別の倍率を比較
警視庁の採用試験は、年に複数回(主に春・秋・冬)実施されるのが大きな特徴です。
しかし、同じ年度でも試験回によって採用人数や倍率が大きく異なり、戦略的に受験することが合格への近道になります。
ここでは、第1回・第2回・第3回それぞれの特徴を、過去4年間のデータと共に詳しく見ていきましょう。
第1回採用試験(4月)
結論として、最も採用人数が多く、倍率が低い傾向にあるのが春に実施される「第1回」試験です。
大卒者で警視庁を第一志望とするなら、この第1回をメインターゲットに据えるのが王道と言えるでしょう。
第1回 Ⅰ類(男性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | 2,659 (333) | 935 (81) | 2.8 (4.1) |
2024 | 3,241 | 1,010 | 3.2 |
2023 | 3,934 | 756 | 5.2 |
2022 | 4,152 | 836 | 5.0 |
- ( )はSPI方式
第1回 Ⅰ類(女性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | 997 (147) | 388 (41) | 2.6 (3.6) |
2024 | 1,068 | 344 | 3.1 |
2023 | 1,321 | 279 | 4.7 |
2022 | 1,383 | 228 | 6.1 |
- ( )はSPI方式
第1回 Ⅲ類(男性)
採用年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | 860 (79) | 178 (6) | 4.8 (13.2) |
2024 | – | – | – |
2023 | – | – | – |
2022 | – | – | – |
- ( )はSPI方式
- Ⅲ類は2025年度から実施
第1回 Ⅲ類(女性)
採用年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | 275 (30) | 53 (4) | 5.2 (7.5) |
2024 | – | – | – |
2023 | – | – | – |
2022 | – | – | – |
- ( )はSPI方式
- Ⅲ類は2025年度から実施
特筆すべきは、2025年度から第1回試験でもⅢ類(高卒程度)の採用が始まり、さらにSPIで受験できる方式が導入された点です。
これにより、高校生や専門学生、民間企業と併願している方々も、春の最大規模の試験に挑戦しやすくなりました。
第2回採用試験(9月)
秋に実施される第2回試験は、第1回に比べると採用人数が絞られるため、倍率が高くなる傾向にあります。
逆に高卒者で警視庁を第一志望とするなら、この第2回をメインターゲットに据えるのが王道と言えるでしょう。
第2回 Ⅰ類(男性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | |||
2024 | 608 | 77 | 7.9 |
2023 | 581 | 32 | 18.2 |
2022 | 726 | 34 | 21.4 |
第2回 Ⅰ類(女性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | |||
2024 | 276 | 34 | 8.1 |
2023 | 250 | 10 | 25.0 |
2022 | 341 | 27 | 12.6 |
第2回 Ⅲ類(男性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | |||
2024 | 1,650 | 340 | 4.9 |
2023 | 1,733 | 245 | 7.1 |
2022 | 2,003 | 211 | 9.5 |
第2回 Ⅲ類(女性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 | |||
2024 | 623 | 156 | 4.0 |
2023 | 676 | 127 | 5.3 |
2022 | 760 | 139 | 5.5 |
第3回採用試験(1月)
冬に実施される第3回試験は、年間で最も採用枠が少なく、倍率が非常に高くなる狭き門です。公務員浪人生や、年度内の合格を目指す転職組などが受験するため、競争は激化します。
第3回 Ⅰ類(男性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2024 | 347 | 41 | 8.5 |
2023 | 463 | 36 | 12.9 |
2022 | 501 | 16 | 31.3 |
第3回 Ⅰ類(女性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2024 | 125 | 10 | 12.5 |
2023 | 166 | 15 | 11.1 |
2022 | 218 | 6 | 36.3 |
第3回 Ⅲ類(男性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2024 | 310 | 18 | 17.2 |
2023 | 400 | 27 | 14.8 |
2022 | 489 | 32 | 15.3 |
第3回 Ⅲ類(女性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2024 | 93 | 6 | 15.5 |
2023 | 139 | 9 | 15.4 |
2022 | 173 | 9 | 19.2 |
本当の勝負は二次試験!選考別の倍率から見る対策のポイント
さて、警視庁採用試験は「一次試験(筆記)」と「二次試験(面接・身体検査・体力検査など)」の2段階で選考が行われます。
では、本当の山場はどちらなのでしょうか?これもデータを見ると、力を入れるべきポイントがはっきりと見えてきます。
一次試験(筆記・教養)の倍率は1~3倍程度
一類(男性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 (第1回) | 2,659 | 2,121 | 1.3 |
2025 (第1回) (SPI方式) | 333 | 219 | 1.5 |
2024 (第1回) | 3,241 | 2,464 | 1.3 |
2024 (第2回) | 608 | 218 | 2.8 |
2024 (第3回) | 347 | 105 | 3.3 |
2023 (第1回) | 3,934 | 2,844 | 1.4 |
2023 (第2回) | 581 | 144 | 4.0 |
2023 (第3回) | 463 | 125 | 3.7 |
一類(女性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 (第1回) | 997 | 841 | 1.2 |
2025 (第1回) (SPI方式) | 147 | 105 | 1.4 |
2024 (第1回) | 1,068 | 874 | 1.2 |
2024 (第2回) | 276 | 95 | 2.9 |
2024 (第3回) | 125 | 36 | 3.5 |
2023 (第1回) | 1,321 | 990 | 1.3 |
2023 (第2回) | 250 | 82 | 3.0 |
2023 (第3回) | 166 | 46 | 3.6 |
三類(男性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 (第1回) | 860 | 603 | 1.4 |
2025 (第1回) (SPI方式) | 79 | 37 | 2.1 |
2024 (第2回) | 1,650 | 1,148 | 1.4 |
2024 (第3回) | 310 | 90 | 3.4 |
2023 (第2回) | 1,733 | 1,153 | 1.5 |
2023 (第3回) | 400 | 128 | 3.1 |
三類(女性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 (第1回) | 275 | 193 | 1.4 |
2025 (第1回) (SPI方式) | 30 | 16 | 1.9 |
2024 (第2回) | 623 | 444 | 1.4 |
2024 (第3回) | 93 | 23 | 4.0 |
2023 (第2回) | 676 | 479 | 1.4 |
2023 (第3回) | 139 | 42 | 3.3 |
驚くかもしれませんが、一次試験の倍率は1倍台になることも多く、比較的通過しやすいのが特徴です。
もちろん、最低限の学力は必要ですし、油断は禁物です。しかし、他の公務員試験ほど筆記試験でふるい落とされるわけではない、ということは覚えておきましょう。
二次試験(面接・身体・体力)の倍率は2~5倍!人物重視の傾向
次に、二次試験の倍率を見てみましょう。二次試験は、一次試験の合格者のみが受験します。
一類(男性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 (第1回) | 2,121 | 935 | 2.3 |
2025 (第1回) (SPI方式) | 219 | 81 | 2.7 |
2024 (第1回) | 2,464 | 1,010 | 2.4 |
2024 (第2回) | 218 | 77 | 2.8 |
2024 (第3回) | 105 | 41 | 2.6 |
2023 (第1回) | 2,844 | 756 | 3.8 |
2023 (第2回) | 144 | 32 | 4.5 |
2023 (第3回) | 125 | 36 | 3.5 |
一類(女性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 (第1回) | 841 | 388 | 2.2 |
2025 (第1回) (SPI方式) | 105 | 41 | 2.6 |
2024 (第1回) | 874 | 344 | 2.5 |
2024 (第2回) | 95 | 34 | 2.8 |
2024 (第3回) | 36 | 10 | 3.3 |
2023 (第1回) | 990 | 279 | 3.5 |
2023 (第2回) | 82 | 10 | 8.2 |
2023 (第3回) | 46 | 15 | 3.1 |
三類(男性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 (第1回) | 603 | 178 | 3.4 |
2025 (第1回) (SPI方式) | 37 | 6 | 6.1 |
2024 (第2回) | 1,148 | 340 | 3.4 |
2024 (第3回) | 90 | 18 | 5.0 |
2023 (第2回) | 1,153 | 245 | 4.7 |
2023 (第3回) | 128 | 27 | 4.7 |
三類(女性)
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2025 (第1回) | 193 | 53 | 3.6 |
2025 (第1回) (SPI方式) | 16 | 4 | 4.0 |
2024 (第2回) | 444 | 156 | 2.8 |
2024 (第3回) | 23 | 6 | 3.8 |
2023 (第2回) | 479 | 127 | 3.8 |
2023 (第3回) | 42 | 9 | 4.7 |
一次試験とは打って変わって、二次試験では倍率が2倍〜4倍近くまで上がります。
つまり、警視庁の採用試験は、筆記の点数よりも面接での受け答えや体力、警察官としての適性といった「人物面」を重視しているということです。
筆記試験対策に力を入れるのはもちろん大切ですが、それと並行して、
- なぜ警察官になりたいのか
- なぜ「警視庁」でなければならないのか
- 自分の強みをどう活かせるか
といった自己分析を深め、面接対策にしっかりと時間を割くことが合格の鍵を握ります。

警視庁採用の倍率に関するQ&A
最後に、受験生の方がよく疑問に思う点をQ&A形式で解消しておきましょう。
Q. 他の道府県警と比べて倍率は高い?低い?
もちろん年度や試験区分によって変動はありますが、他の大規模警察と比較してみましょう。
- 大阪府警(2023年度・A区分男性):6.1倍
- 神奈川県警(令和5年度・Ⅰ類男性):5.4倍
- 愛知県警(2023年度・警察官A男性):6.7倍
これらと比較すると、警視庁のⅠ類男性の倍率(2024年度:3.7倍、2023年度:6.0倍)は、突出して高いわけではないことが分かりますね。
日本の首都を守るという大きなやりがいがありながら、倍率面では過度に恐れる必要はないと言えるでしょう。
Q. 女性警察官の倍率は今後どうなる?
かつては女性警察官の倍率は男性よりもかなり高い傾向にありましたが、近年のデータを見ると男性との差は縮まってきています。
国全体として多様な視点を警察活動に活かすため、女性警察官の採用・登用を拡大する方針を掲げています。警視庁も例外ではなく、女性が活躍できる職場環境づくりに力を入れているため、今後も安定した採用が続くと予想されます。
体力面などで不安を感じるかもしれませんが、挑戦する価値は非常に大きいですよ。
Q. SPI方式の倍率は?
【2025年度 第1回試験 倍率】
- Ⅰ類 男性:(従来)2.8倍 / (SPI)4.1倍
- Ⅰ類 女性:(従来)2.6倍 / (SPI)3.6倍
SPI方式は、公務員試験特有の教養試験対策が不要なため、民間企業と併願している方にとっては受験のハードルがぐっと下がります。
まだ始まったばかりの制度なので今後の動向は注視が必要ですが、受験の選択肢が広がったことは間違いありません。自分の得意な土俵で勝負できるのは大きなメリットですね。
まとめ:倍率低下はチャンス!ただし油断せず着実な対策を
今回は、警視庁警察官採用試験の倍率について、最新のデータを交えながら詳しく解説しました。
本記事の重要ポイント
- 警視庁の採用倍率は長期的に低下傾向にあり、合格のチャンスは広がっている
- 最も採用数が多く狙い目なのは、春に実施される「第1回」試験
- 本当の勝負は二次試験。面接対策など人物重視の準備が合否を分ける
データを見ると「意外と受かりやすいかも?」と感じた方もいるかもしれません。
確かにそのチャンスは広がっていますが、首都・東京の治安を守るという責任の重い仕事であることに変わりはなく、決して簡単な試験ではありません。
倍率という数字に一喜一憂するのではなく、「なぜ自分が警察官になりたいのか」という原点を大切に、やるべき対策を着実に積み重ねていくことが合格への一番の近道です。
この記事が、あなたの挑戦への第一歩を力強く後押しできれば嬉しいです。
▼倍率の全体像が掴めたら、次はいよいよ具体的な試験対策のスタートです!まずは、警視庁の試験では何が問われるのか、全体像を把握することから始めましょう。こちらの記事がきっと役に立ちますよ。
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