【皇宮護衛官(大卒)】課題論文の傾向と対策【過去のテーマ一覧】

【皇宮護衛官(大卒)】課題論文の傾向と対策

皇宮護衛官採用試験(大卒)において、配点が高く合否を大きく左右するのが「課題論文」です。

「どんなテーマが出るんだろう…」「どう対策すれば合格レベルの答案が書けるんだろう…」と不安に感じていませんか?

この記事では、2025(令和7)年度の最新テーマを含む過去問を網羅し、出題傾向の分析から具体的な対策までを徹底解説します。

この記事を読めば、課題論文で何をすべきかが明確になり、自信を持って本番に臨めるようになります。一緒に万全の準備を整えましょう!

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ちなみに、課題論文だけでなく皇宮護衛官採用試験の全体像(試験日程・科目・倍率など)を先に確認したい方は、こちらの完全ガイドからご覧ください。

目次

【皇宮護衛官(大卒)】課題論文の概要

皇宮護衛官採用試験の課題論文とは、あなたの考え方や熱意といった人間性を総合的に判断する記述式試験のことです。

ただ単に文章を書けば評価されるのではなく、 課題を正しく読み取り、自分の経験や体験を盛り込み説明できるかなど、知識の総合的な応用力が問われます。

試験時間180分
問題数2題
文字数1500字程度
配点比率2/5
満点6点 / 各問
基準点3点 / 各問
平均点7.770(2024年度)
評価基準問題の趣旨
・出題の趣旨を正しく理解し、設問に沿った解答をしているか。
・出題に関連する基礎知識及び問題意識を有しているか。

思考・判断
・広い視野から多角的に考察しているか。
・問題解決のための取組を述べ、適切な判断・結論を下しているか。

構成・文章
・文章に説得力があり、論文として格調を備えているか。
・正しい用字、用語で書かれているか。

これらの観点に沿って2名の試験官がA(3点)~C(1点)の三段階で評定をつけます。なお、いずれかの試験官がC評価をつけた場合は、第三評定者が評定。

【皇宮護衛官(大卒)】課題論文の過去問一覧

皇宮護衛官採用試験(大卒程度)の課題論文テーマをまとめています。

2025(令和7)年度のテーマ

問題1

 令和6年11月に、改正道路交通法が施行され、自転車の運転中にスマートフォンなどを手で保持して通話する行為や、画面を注視する行為が禁止されて罰則の対象となったほか、自転車の酒気帯び運転についても罰則規定が整備された。
これまで、一人一人のモラルやマナーに委ねられていた自転車の利用について、なぜ法律で罰則を強化しなければならないのか。その原因を挙げるとともに、法律で義務化されることにより、自転車を利用する人々の意識にどのような変化が生じるかについて述べなさい。

問題2

 皇宮警察の重要な任務の一つに、皇居や御所をはじめとする皇室用財産である施設の警備がある。あなたが皇宮護衛官として皇居の桔梗門で警備をしていると、周囲の様子をうかがう素振りを する、挙動不審な30代くらいの人物が近づいてきた。犯罪の未然防止や皇室守護という観点から、あなたが取るべき行動について述べなさい。
なお、桔梗門は、職員や関係者のほか、工事業者や一般の参観申込者など大勢の人が出入りする門であり、あなたは、同僚である先輩の皇宮護衛官二人と一緒に警備に当たっているものとする。

2024(令和6)年度のテーマ

問題1

 昨年、独立行政法人国立科学博物館が、標本や資料の充実のためにクラウドファンディング(注)を募ったところ、目標の1億円を大きく上回る支援が集まり話題となった。あなたがもし、この仕組みを活用して何かを実現しようとする場合、不特定多数の人から賛同を得るために考えるべきことは何か。工夫する点を具体的に複数挙げて、説明しなさい。なお、実現しようとすることの内容は自由に考えてよい。

  • (注) クラウドファンディング:商品開発やサービス、企画など自身のアイデアを実現するためにインターネット上で不特定多数の人から比較的少額の資金提供を募り、資金を集める仕組み。

問題2

 皇宮護衛官は、天皇陛下はじめ皇室の方々の安全を直近で護る護衛と、皇居・御所等の皇室用財産である場所や建物等の警備をすることが主な任務である。あなたが皇宮護衛官として護衛と警備それぞれの任務に当たる場合、それぞれどのような点に気を付けるべきか、現在の社会情勢を踏まえて述べなさい。

2023(令和5)年度のテーマ

問題1

 SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用することで広く情報の伝達が可能になり、日本国内に限らず世界中の人々と情報共有を図ることができる。その反面、様々な事件やトラブルも発生している。あなたの考えるSNSのメリットとデメリットを挙げ、今後、公務員として仕事をしていく上でどのように活用していくことができ、どのような点に留意する必要があるかを述べなさい。

問題2

 皇居東御苑には、旧江戸時代の天守台のほか、百人番所などの歴史ある建造物が残っている。また、四季折々の草花や野鳥などを楽しむことができるため、公開中は多くの入園者で賑わっている。あなたが皇宮護衛艦として一般公開中の皇居東御苑で警備中のところ、震度6強の大きな揺れを感じた。皇居東御苑を散策していた多数の入園者もかなり混乱した様子である。このような状況下で想定される事象を挙げ、あなたがとるべき対応について述べなさい。

2022(令和4)年度のテーマ

問題1

 SDGs(Sustainable Development Goals)とは2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標のことで,17のゴール,169のターゲットから構成されており,我が国もその達成に向けて積極的に取り組んでいる。17のゴールのうち,以下の5項目の中から一つを選択し,我が国における具体的な課題と対策について,あなたの考えを述べなさい。

5  ジェンダー平等を実現しよう
8  働きがいも経済成長も
10 人や国の不平等をなくそう
13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさを守ろう

問題2

 皇居・御所などの皇室関連施設を警備し,皇室の安全を確保することは,皇宮警察に課せられた重要な責務である。しかしながら,皇室関連施設においても犯罪を行う者がおり,過去には赤坂御用地に侵入した者が逮捕されるという事件が発生している。現下の犯罪情勢を鑑み,どうすれば皇居等の警備を万全にできるか。皇宮護衛官として勤務するに当たり,あなたの考えを述べなさい

2021(令和3)年度のテーマ

問題1

 インターネットが応用できるモノに関する技術(IoT)や人工知能(AI)などに代表される最先端の情報通信技術が,近年,目まぐるしい進化を遂げており,未来のことと思われた自動車の自動運転も実現可能になりつつある。このような最新技術の進化により,今後の社会はより便利になるという意見がある一方,必ずしも生活に良い影響を及ぼすとは限らない等の反対意見もある。そこで,こうした最新技術が生活に及ぼす影響や,想定される課題及び対策について、あなたの考えを述べなさい。

問題2

 皇宮護衛官は,天皇陛下はじめ皇室の方々の護衛や皇居,御所等の皇室関連施設における警備を主な任務としているが,このような任務を達成するために,その場に居合わせた一般の人に対して,その場にとどまることや進行の停止などの規制や協力を求めることにより行動の自由を制限することがある。こうした場面において,あなたが現場で活動する皇宮護衛官であった場合に,どのようなことに配慮して任務を行うべきか,あなたの思うところを述べなさい

2020(令和2)年度のテーマ

問題1

 仕事と生活の調和は,豊かな人生を送る上での理想であり,男性の育児参加や少子化対策などにつながるものとして官民挙げて取り組んでいる施策である。一方で,人員が限られ,業務が多忙である中で,ワーク・ライフ・バランスを実現させることは難しいとの指摘もある。このような状況を踏まえて,ワーク・ライフ・バランスを実現させるための現実的で可能な方策について,あなたの考えを述べなさい。

問題2

 皇宮警察では,主体的な任務として,天皇皇后両陛下はじめ皇室の方々の護衛,皇居その他の皇室用財産の警備を担っている。このうち「護衛」は,皇室の方々の御身辺について,犯罪や災害,事故などの危害を排除し安全を維持することであるが,護衛の任務を完遂するために必要と思われる要素は何か,あなたの思うところを述べなさい。ただし,直接的に危害を排除する特殊な技能については除いて考えること。 

2019(令和元)年度のテーマ

問題1

 我が国では,近年訪日外国人旅行者数が増加しており,観光庁の観光白書のデータでは平成29年に2,869万人(対前年比19.3%増)の外国人が日本を訪れ,訪日外国人旅行消費額は4兆4,162億円(対前年比17.8%増)となっている。また,2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されるほか,2025年には大阪での国際博覧会(万博)開催が決定するなど,今後ますます訪日外国人の増加が見込まれる。こうした訪日外国人の増加によりもたらされる影響と課題,及びその課題を解決するための施策について具体的に述べなさい。

問題2

 皇宮警察を取り巻く護衛や警備の諸情勢に触れつつ,国民が皇宮警察に対し期待していると考えられることを踏まえて,皇宮護衛官志望者として,その期待にどのように応えるのか具体的に述べなさい。

課題論文以外の過去問も必要な場合は、以下の記事をご覧ください。

【皇宮護衛官(大卒)】課題論文の出題テーマ分析と対策

過去問を一覧で見てきましたが、ここからは出題テーマの傾向を分析し、合格に向けた具体的な対策を紹介します。

皇宮護衛官採用試験(大卒程度)の課題論文は、大きく分けて2つのタイプの問題が出題される傾向にあります。

  • 社会情勢・時事問題
  • 職務理解・場面対応

問題1「社会情勢・時事問題」の傾向と対策

問題1では、近年の社会的な出来事や新しい制度、技術など、幅広い時事問題がテーマになります。

2025改正道路交通法(自転車の罰則強化)
2024クラウドファンディング
2023SNSの功罪
2022SDGs
2021IoTやAIなどの最新技術

これらのテーマから、以下の3つの対策ポイントが見えてきます。

対策①:日頃からニュースや公的な発表に関心を持つ

新聞(特に社説)やテレビのニュースはもちろん、政府の白書や人事院の発表など、公的な資料に目を通す習慣をつけましょう。

テーマは単なるニュースではなく、「公務員としてどう向き合うか」が問われるため、社会全体の動きを捉える視点が不可欠です。

対策②:多角的な視点で物事を考える

出題には「メリット・デメリット」「光と影」のように、物事のプラス面とマイナス面の両方を論じさせる傾向があります。

  • 「なぜこの制度が必要なのか?」
  • 「一方で、どんな課題があるか?」

のように、多角的に考える練習をしておきましょう。

対策③:自分の経験と結びつけて論じる

ただの評論にならないよう、「自分ならどう考えるか、どう行動するか」を具体的に述べることが重要です。  

例えば、SNSのテーマなら、自分がサークル活動などで情報発信した経験を交えながら論じることで、説得力が増します。

問題2「職務理解・場面対応」の傾向と対策

問題2では、受験者が皇宮護衛官になったと仮定し、具体的な場面での対応や職務への考え方を問われます。

2025桔梗門での不審者対応
2024護衛と警備の違い
2023大規模地震発生時の対応
2022不法侵入事件を踏まえた警備のあり方

これらのテーマは、皇宮護衛官としての適性を直接測るものであり、以下の対策が有効です。

対策①:職務への深い理解を深める

「護衛」と「警備」の違い、施設の特性、皇宮警察の使命など、基本的な知識は必須です。

皇宮警察本部の公式ホームページなどを熟読し、「自分が皇宮護衛官として働く姿」を具体的にイメージできるようにしておきましょう。

対策②:「なぜその行動をとるのか」を明確にする

場面対応問題で重要なのは、「何をするか」だけでなく「なぜそう判断したか」という根拠です。

  • 「犯罪の未然防止という観点から、まずは慎重に状況を観察する」
  • 「混乱した入園者の安全確保を最優先するため、冷静に避難誘導を行う」

のように、行動の目的や原則を必ずセットで述べましょう。

対策③:組織の一員としての意識を持つ

  • 「先輩の皇宮護衛官と連携して」
  • 「上司に状況を報告し、指示を仰ぎ」

のように、一人で全てを解決しようとせず、組織として対応する姿勢を示すことも大切です。

これにより、協調性や的確な報告・連絡・相談ができる人材であることをアピールできます。

まとめ|皇宮護衛官への熱意を論文で示そう

今回は、皇宮護衛官採用試験(大卒)の課題論文について、過去問から最新の傾向、そして具体的な対策までを詳しく解説しました。

重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 出題傾向は「社会情勢・時事問題」と「職務理解・場面対応」の2種類
  • 日頃からニュースに関心を持ち、職務への理解を深めておく
  • 書いた答案は必ず第三者に添削してもらい、客観的な視点を取り入れる

課題論文は、あなたの知識だけでなく、皇宮護衛官としての熱意や人間性をアピールできる絶好の機会です。

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この記事が、あなたの合格への一助となれば幸いです。応援しています!

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