入国警備官採用試験を受験するなら、倍率(競争率)は必ず確認しておきたい情報です。
2025(令和7)年度の全体倍率は2.4倍と低水準です。しかし、警備官(社会人)は例年20倍を超えるなど、試験区分によって大きく異なります。
本記事では、入国警備官採用試験の倍率を区分別(高卒大卒・社会人)に詳しくまとめました。過去10年間の推移も掲載しているので、最新の傾向を把握できます。
受験準備の第一歩として、正確なデータを確認しましょう。
【2025年度】入国警備官採用試験の倍率は2.4倍
2025年度(令和7年度)入国警備官採用試験の実質倍率は2.4倍でした。
- 受験者数:579人
- 合格者数:244人
- 実質倍率:2.4倍
- 警備官(高卒・大卒程度)、警備官(社会人)の合計。



前年度の4.3倍から大きく低下しました。受験者数が減少した一方で、合格者数が増加したことが要因です。
国家公務員(公安系)との比較
入国警備官の倍率を主要な国家公務員(公安系)と比較しました。


入国警備官(2.4倍)は、今年度は他の国家公務員(公安系)と比較しても同等か、やや低い競争率となりました。
しかし、これは一時的な傾向の可能性もあります。数値の低さに油断せず、確実な対策が必要です。
倍率2.4倍でも、入国警備官になるには相当な資質能力が必要です。基礎能力試験や作文、面接試験で基準点に達しなければ、採用枠に空きがあっても不合格となります。
「倍率が低いから対策は適当でいい」という考えは捨てて、万全の準備をしましょう。
過去10年間の倍率推移
過去の推移を見ると、2021年度には16.6倍という極めて高い倍率を記録しましたが、その後は落ち着きを見せています。
特に2025年度は過去10年で最も低い水準となりました。
| 実施年度 (年度) | 受験者数 (人) | 合格者数 (人) | 倍率 (倍) |
|---|---|---|---|
| 2025 | 579 | 244 | 2.4 |
| 2024 | 771 | 179 | 4.3 |
| 2023 | 817 | 263 | 3.1 |
| 2022 | 846 | 174 | 4.9 |
| 2021 | 1,081 | 65 | 16.6 |
| 2020 | 1,501 | 400 | 3.8 |
| 2019 | 1,072 | 137 | 7.8 |
| 2018 | 978 | 185 | 5.3 |
| 2017 | 1,095 | 79 | 13.9 |
| 2016 | 988 | 126 | 7.8 |
【区分別】入国警備官採用試験の倍率推移
全体の倍率は2.4倍ですが、試験区分によって大きく異なります。
特に社会人区分は採用数が少なく、例年非常に高い競争率となります。
以下で志望する区分の倍率を確認しましょう。
警備官(高卒・大卒程度)
| 実施年度 (年度) | 受験者数 (人) | 合格者数 (人) | 倍率 (倍) |
|---|---|---|---|
| 2025 | 495 | 240 | 2.1 |
| 2024 | 689 | 176 | 3.9 |
| 2023 | 721 | 258 | 2.8 |
| 2022 | 739 | 169 | 4.4 |
| 2021 | 944 | 60 | 15.7 |
| 2020 | 1,344 | 393 | 3.4 |
| 2019 | 917 | 129 | 7.1 |
| 2018 | 763 | 178 | 4.3 |
| 2017 | 859 | 74 | 11.6 |
| 2016 | 694 | 121 | 5.7 |
警備官(社会人)
| 実施年度 (年度) | 受験者数 (人) | 合格者数 (人) | 倍率 (倍) |
|---|---|---|---|
| 2025 | 84 | 4 | 21.0 |
| 2024 | 82 | 3 | 27.3 |
| 2023 | 96 | 5 | 19.2 |
| 2022 | 107 | 5 | 21.4 |
| 2021 | 137 | 5 | 27.4 |
| 2020 | 157 | 7 | 22.4 |
| 2019 | 155 | 8 | 19.4 |
| 2018 | 215 | 7 | 30.7 |
| 2017 | 236 | 5 | 47.2 |
| 2016 | 294 | 5 | 58.8 |
入国警備官の倍率まとめ
入国警備官の倍率を見て高い(低い)と一喜一憂しているかもしれません。しかし、あまり倍率を気にしても意味がありません。
なぜなら、受験者の中には「とりあえず申し込んだ」という記念受験層も含まれるからです。そのため、実質的なライバルは見た目の数値よりも少なくなります。
とはいえ、倍率が低い=受かりやすいのは事実ですが、対策なしで合格できるわけではありません。
特に社会人区分は依然として高倍率が続いています。少しでも合格に近づくには、試験内容をしっかり理解して、効率よく対策を始めることがポイントです。
- 出典元:国家公務員試験採用情報NAVI
