【刑務官採用試験】作文の完全対策|過去問テーマと書き方

【刑務官採用試験】作文試験の傾向と対策

本記事では、刑務官採用試験の作文試験に特化して、あなたのあらゆる疑問や不安を解消していきます。

  「刑務官の作文って、どんなテーマが出て、何を書けばいいんだろう…」

  「文章を書くのが苦手だから、対策の方法が全くわからない…」

  「作文で評価されるポイントや、逆に足切りされるNG例が知りたい!」

このような悩みを抱えて、対策を後回しにしていませんか?

刑務官採用試験において、作文は配点こそありませんが、合否を左右する非常に重要な科目です。

※作文試験は第一次選考の一部です。刑務官採用試験の全体像(試験日程や他の科目など)をまず把握したい方は、こちらのまとめ記事からご覧ください。
【2025年受験対策】刑務官採用試験の難易度と試験内容

正しい対策を知らないまま本番に臨み、筆記試験はできたのに作文で不合格…という悔しい思いをする受験生は少なくありません。

でも、安心してください。この記事を最後まで読めば、刑務官採用試験の作文試験に関する全ての情報が手に入り、今日から何をすべきかが明確になります。

過去問の傾向から合格レベルの模範解答、そして具体的な学習ステップまで、あなたの不安を自信に変えるための情報を詰め込みました。ぜひ、じっくりと読み進めてくださいね。

目次

刑務官採用試験の作文試験とは

刑務官採用試験における作文試験は、単に文章力を測るだけではありません。あなたの考え方や人柄、そして将来性を見るための重要な試験です。

「配点がないから」と対策を後回しにしていると、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性も…。

まずは、試験の全体像と評価のポイントをしっかり押さえておきましょう。

合否判定のみだが、足切りも

作文試験の基本的な情報は以下のとおりです。

試験時間50分
問題数1題
文字数制限なし
*原稿用紙は上限600字
配点比率合否判定のみ

注目すべきは「配点比率」ですね。「合否判定のみ」と聞くと、あまり重要ではないように感じるかもしれません。

しかし、これは大きな誤解です。

作文試験には「足切りライン」が設定されており、内容や文字数が基準に達していない答案は、その時点で不合格となってしまいます。

たとえ、他の筆記試験で満点を取っていても、作文試験で足切りされてしまえば元も子もありません。

文字数は最低でも8割(500字程度)は書くように心がけましょう。

江本

文字数が極端に少ないと、「意欲が低い」「テーマについて考える力がない」と判断されかねないからですね。

評価基準は「内容」「表現」「文字」の3観点

では、どのような答案が「合格」と判断されるのでしょうか。

評価基準は、公表されている以下の3つの観点で行われます。

内容・課題(テーマ)を正しく理解し、それに沿った内容になっているか。
・自分の経験や考えが具体的に書かれており、中身のある文章か。
・独りよがりな意見ではなく、公務員を目指す者としてふさわしい考え方か。
表現・文章の構成(序論・本論・結論など)が分かりやすいか。
・一文が長すぎず、主語と述語が明確で読みやすいか。
・誤った言葉遣いや、不適切な表現がないか。
文字・誤字・脱字が多すぎないか。
・字体は丁寧で、読みやすく書かれているか。

出典元:人事院 作文試験の評価項目より

簡単に言えば、「テーマに沿って、自分の体験を交えながら、分かりやすく丁寧な文章で書けているか」が評価のポイントです。

字の上手い・下手は関係ありません。誰が読んでも内容がスッと頭に入るような、丁寧な文章を心がけることが何より大切です。

刑務官採用試験 作文試験の過去問テーマ一覧

作文対策の第一歩は、敵を知ること、つまり「過去問」を知ることから始まります。

ここでは、過去10年分以上の出題テーマを一挙に公開し、その傾向を分析していきます。どのようなテーマが問われてきたかの全体像を掴むことで、的確な対策を立てることができますよ。

実施年度テーマ
2024コミュニケーションの中で心掛けていること
2023組織の一員として、失敗をしてしまったら
2022人に寄り添うということ
2021人から信頼されるために 大切にしていることは何か
2020ルールの必要性について
2019再犯を防止するということ
2018犯罪を社会から減らすためには
2017公務員に求められること
2016今の私と将来の私
2015社会人として求められること
2014正直さが求められるとき
2013信頼関係の大切さについて
2012人と接する上で必要なこと
201110年後の自分について
2010リーダーシップについて

過去問からわかる傾向

テーマの傾向から、刑務官には「規律を守れる誠実さ」「他者に寄り添うコミュニケーション能力」「社会復帰を助けるという高い目的意識」を持った人材が求められていることがわかります。

対策として、近年の「社会関心型(再犯防止など)」のテーマだけに注目するのではなく、自己分析や対人関係に関する普遍的なテーマへの準備も不可欠です。

どの「型」が出題されても対応できるよう、まんべんなく準備しておくことが合格の鍵となります。ご自身の経験から、上記の資質を証明できる核となるエピソードを複数用意しておきましょう。

作文で落ちる人に共通する3つのNGポイント

一生懸命に作文を書いても、評価されなければ意味がありません。

実は、評価が低い答案には、いくつかの共通する「NGポイント」が存在します。

「自分は大丈夫」と思わずに、ここで紹介するポイントに当てはまっていないか、ぜひチェックしてみてください。

これらを避けるだけで、あなたの作文は格段に良くなりますよ。

テーマの読み間違い・論点のズレ

これは最も致命的なミスです。

例えば「あなたが心掛けていること」と問われているのに、一般論や社会が取り組むべきことばかりを書いてしまうケース

どんなに文章が上手くても、テーマから外れた瞬間に評価はゼロに近づいてしまいます。課題文の一語一句を丁寧に読み、「何が問われているのか」を正確に把握することが全てのスタートです。

主張に「自分の経験」という裏付けがない

「社会貢献がしたいです」

「信頼される職員になります」

といった立派な主張も、その根拠となる具体的なエピソードがなければ、ただの綺麗事でしかありません。

「なぜそう思うようになったのか?」を、あなた自身の経験(部活動、アルバイト、日々の生活など)と結びつけて語ることで、初めて文章に説得力とオリジナリティが生まれます。

構成がバラバラで、結局何を言いたいのか不明

思いついた順に書き進めてしまい、「序論・本論・結論」という基本的な構成が守られていない答案も散見されます。

話があちこちに飛んでしまい、採点者が「で、結論は何だろう?」と迷ってしまっては、内容を正しく評価してもらえません。

書き始める前に、全体の設計図(構成)をメモする一手間が、読みやすさを大きく左右します。


これらのNGポイントは、少し意識するだけで誰でも避けられるものばかりです。

では、これらの失敗を乗り越え、合格レベルの答案を書くためには具体的にどうすれば良いのでしょうか?

過去問解説&模範解答

作文で落ちるNGポイントが分かったところで、いよいよ「合格答案の書き方」を学んでいきましょう。

ここでは、過去のテーマ題材に、「テーマの解釈」から「構成の組み立て方」、「すぐに使える模範解答」までをセットで徹底解説します。

この解説を読み、自分の経験に置き換えて考える練習を繰り返すことで、あなたの作文力は飛躍的に向上しますよ。

テーマ:正直さが求められるとき

【クリックで開く】テーマの解説・解答例

このテーマでまず考えるべきは、「正直さが求められるとき」とは、具体的にどのような状況か、ということです。

それは、正直でいることが心地よく、何の利益も損なわない時ではありません。むしろ、正直でいることに痛みや不利益が伴う、困難な状況でこそ、その価値が真に問われます。

テーマの解釈と論点の設定

正直さが試される具体的な場面として、自分のミスや失敗を報告しなければならない時や、たとえ相手のためであっても厳しい真実を伝えなければならない時などが挙げられます。

これらの状況に共通するのは、保身や恐怖心、あるいは安易な同情といった、正直さを妨げる心の働きです。

したがって、論点としては「正直さが真に求められるのは、自分の過ちを認めたり、不正を正したりするなど、短期的な不利益や精神的な痛みを伴う場面である。しかし、その困難を乗り越える勇気こそが、揺るぎない信頼関係を築き、最終的に自分自身と組織を成長させる」という方向で設定するのが良いでしょう。

この正直さは、些細な隠蔽が大きな不信や事故に繋がりかねない刑務官の職務において、絶対不可欠な資質であることを、最終的に結びつけます。

構成

構成は、序論、本論、結論の三部構成で、あなたの人間的成長が伝わるように組み立てます。

序論では、正直さは人間関係の基本であると前置きしつつ、その価値が本当に試されるのは、自分にとって都合の悪い真実と向き合う時である、とテーマを深く掘り下げて提示します。

本論では、まさにその「都合の悪い状況」で正直さを貫いた、あなたの具体的な経験を述べます。自分の失敗を、葛藤の末に勇気を出して報告したエピソードなどが最適です。その時の心の動きや、正直に行動した結果どうなったかを具体的に描くことで、あなたの誠実さが伝わります。

そして結論では、本論の経験から得た学びを要約し、刑務官として働く上で、いかなる困難な状況でも正直さを貫くという強い決意と覚悟を示して締めくくります。

それでは、これらの要点を全て注ぎ込んだ、模範解答です。

【模範解答】

 正直であることは、円滑な人間関係を築く上で基本となる姿勢だ。しかし、その価値が真に問われるのは、保身や恐怖心から嘘をつきたくなるような、自分にとって都合の悪い真実と向き合う時だと私は考える。

 私は高校の図書委員として、誤って貴重な蔵書の一部を破損してしまったことがある。誰にも気づかれずに棚へ戻すこともできる、という考えが一瞬頭をよぎった。しかし、一時的な保身のために嘘をつくことは、図書委員としての責任を放棄し、何より自分自身を裏切る行為だと強く感じた。私は勇気を出し、担当の先生に事実を正直に報告し、心から謝罪した。先生は私を注意したが、同時に「正直に話してくれてありがとう。その勇気が一番大切だ」と言ってくださった。この言葉に、私は救われる思いがした。

 この経験から、正直であるためには、時に自分の過ちと向き合う痛みを乗り越える勇気が必要であり、その勇気こそが長期的な信頼の礎となることを学んだ。刑務官の職務は、常に人々の信頼の上に成り立っている。自分の判断ミスや、見て見ぬふりをしたくなるような些細な規律違反。そうした自分にとって都合の悪い場面でこそ、私は正直でありたい。その誠実な姿勢の積み重ねが、受刑者や同僚からの揺るぎない信頼を築き、社会の安全を守るという重責を全うする力になると信じている。(551文字)

テーマ:信頼関係の大切さについて

【クリックで開く】テーマの解説・解答例

このテーマでは、単に「信頼は大事だ」と繰り返すのではなく、「信頼関係がなぜ大切なのか」その理由と効果を具体的に述べることが重要です。

これまでのテーマが「信頼をどう築くか」に焦点を当てていたとすれば、今回は「築かれた信頼関係が何をもたらすか」に焦点を当てると、より深みのある答案になります。

テーマの解釈と論点の設定

信頼関係がもたらす効果には、円滑なコミュニケーションの実現、チームワークの向上、精神的な安定など、様々な側面があります。

中でも特に重要なのは、信頼が「人の持つ可能性を最大限に引き出す」という効果です。

人は、信頼されていると感じることで自己肯定感が高まり、安心して挑戦できるようになります。また、信頼する相手からの助言や、時には厳しい指摘も素直に受け入れ、自らの成長の糧とすることができます。

したがって、論点としては「信頼関係は、単に人間関係を円滑にするだけでなく、個人と組織が持つ潜在能力を最大限に引き出し、成長を促すための不可欠な基盤である」と設定するのが良いでしょう。

この「人の可能性を引き出す」という視点は、受刑者の更生を支援する刑務官の仕事に直結する、極めて重要な考え方です。

説得力のある構成

構成は、序論、本論、結論の三部構成で、信頼関係がもたらした具体的な成果が伝わるように組み立てます。

序論では、信頼関係があらゆる社会活動の土台であることを述べた上で、特に人の成長を支え、困難な目標を達成する上で不可欠な力を発揮する、と本稿で論じる方向性を提示します。

本論では、信頼関係があったからこそ、困難を乗り越え、大きな成果を出すことができた、という具体的なチームでの経験を述べます。

例えば、学校行事などで、最初はバラバラだった集団が、信頼関係を築くことで一つにまとまり、素晴らしい結果を出したエピソードなどが効果的です。

そして結論では、本論の経験から学んだ「信頼関係が持つ力」を要約し、それを刑務官の職務でどう活かしたいかを述べます。

受刑者の更生という、人の変化と成長を信じる仕事だからこそ、信頼関係の構築が全ての始まりである、という強い信念と覚悟で締めくくります。

それでは、これらの要点を全て注ぎ込んだ、模範解答です。

【模範解答】

 信頼関係は、友人関係や学校生活、ひいては社会全体におけるあらゆる活動の土台となるものだ。私は、信頼関係が持つ最も大切な力とは、人が持つ潜在能力を最大限に引き出し、個人と組織の成長を促すことにあると考える。

 高校の文化祭で、私のクラスは演劇に取り組んだ。しかし当初、配役や演出を巡って意見が対立し、クラスの雰囲気は悪く、練習も全く進まなかった。この時、私はクラスメイト一人ひとりと対話し、誰もが「良い劇にしたい」という同じ目標を持っていることを確認し合った。地道な対話を続けるうち、互いへの不信感は次第に消え、「仲間を信じて自分の役割を全うしよう」という信頼関係が芽生えていった。その結果、私たちのクラスは一つのチームとしてまとまり、本番では練習以上の力を発揮して、観客から大きな拍手をいただくことができた。

 この経験から、信頼関係とは、人が安心して挑戦し、その能力を伸び伸びと発揮するための「安全な土台」なのだと学んだ。刑務官の最も重要な職務は、受刑者の更生、すなわち人の変化と成長を支援することだと考えている。だからこそ、まず私自身が相手を信じ、日々の誠実な関わりの中で揺るぎない信頼関係を築くことを大切にしたい。その信頼の土台の上でこそ、受刑者は自らの過ちと向き合い、未来へ向かって歩み出す力を得られるのだと、私は固く信じている。(565文字)

テーマ:10年後の自分について

【クリックで開く】テーマの解説・解答例

このテーマで重要なのは、10年後の自分を、現在の自分からの延長線上で、かつ具体的な職業人として描くことです。

高校生のあなたが10年後には28歳前後。刑務官になっていれば、新人ではなく、一定の経験を積んだ中堅職員としての活躍が期待される年代です。

そのリアリティを踏まえることが、説得力のある答案の鍵となります。

テーマの解釈と論点の設定

10年後の自分を描くにあたり、三つの側面から考えると、人物像が立体的になります。

一つ目は「専門家としての自分」です。10年間の実務経験を通じて、どのような知識や技術を身につけ、職務に精通しているか。

二つ目は「組織人としての自分」です。後輩を指導し、同僚から頼られる、チームの中核としてどのような役割を果たしているか。

そして三つ目は「人間としての自分」です。様々な経験を経て、人間的にどのように深みを増しているか。

これらの点を踏まえ、論点としては「10年後の私は、豊富な経験と専門性を身につけ、後輩を導きながらも、決して驕ることなく初心を忘れず、受刑者一人ひとりに深く寄り添える中堅刑務官として成長していたい」という、具体的で地に足のついた目標を提示するのが良いでしょう。

説得力のある構成

構成は、序論、本論、結論の三部構成で、あなたの成長ストーリーを描きます。

序論では、10年後という未来を考えることが、現在の自分の指針となることの重要性を述べ、本稿で描く「10年後の理想像」を簡潔に提示します。

本論では、先ほど述べた「専門家として」「組織人として」「人間として」という三つの側面から、10年後の自分の具体的な姿を生き生きと描写します。これにより、あなたのキャリアプランが明確で、思慮深いものであることを示すことができます。

そして結論では、その輝かしい10年後の自分になるために、これから始まる10年間をどのように歩んでいくのか、その覚悟と具体的な行動計画を力強く宣言します。一日一日を大切に、学び続けるという決意を示すことで、あなたの誠実さと情熱をアピールしましょう。

それでは、これらの要点を全て注ぎ込んだ、模範解答です。

【模範解答】

 十年後という具体的な未来を想像することは、現在の自分が進むべき道を照らし、今この瞬間をどう生きるべきかの指針を与えてくれる。私が思い描く十年後の自分は、豊かな経験と人間的深みを備え、受刑者からも同僚からも深く信頼される中堅刑務官である。

 十年後、私は二十八歳になっている。その頃には、まず、数多くの事例を担当した経験から、受刑者一人ひとりの特性を的確に見抜き、その更生に最も効果的な処遇を行える「専門性」を身につけていたい。次に、組織の一員としては、新人職員の良き指導役となっていたい。自分が新人時代に先輩から受けた指導への感謝を忘れず、今度は自分が後輩の不安に寄り添い、その成長を支えることで組織全体に貢献したい。そして何より、多くの困難と向き合った経験を通じて、人の弱さや可能性を深く理解し、どんな時も驕ることなく、誠実に人と向き合える人間的な強さを持っていたい。

 この十年後の理想像に到達する道は、決して平坦ではないと覚悟している。だからこそ、採用されたその日から、一日たりとも無駄にはしない。どんなに困難な職務からも逃げず、常に「なぜ」と問い続け、謙虚に学び続ける。十年後に振り返った時、「この道を選んで心から良かった」と胸を張って言えるよう、明確な目標を胸に、情熱を持って職務に邁進する覚悟だ。(550文字)

3年分のテーマだけでも、これだけの深い分析と対策が可能です。

もっと解説・解答例も見て、対策を万全にしたい!

自分の経験をどう文章にすれば良いか、もっと多くのパターンを知りたい!

そんな熱意あるあなたのために、2015年度からのテーマの解説・模範解答に加え、作文試験の相談・添削が何度でも受けられる完全版noteをご用意しました。 合格を本気で目指すなら、ぜひ一度手に取ってみてください。

合格レベルの作文が書ける!鉄板の4ステップ対策法

合格レベルの答案を見て、「自分にも書けるだろうか…」と不安に思ったかもしれません。

でも、大丈夫です。正しい手順でトレーニングを積めば、誰でも論理的で説得力のある文章が書けるようになります。

ここからは、あなたの作文力を合格レベルまで引き上げる、鉄板の4ステップをご紹介します。

1. 構成の「型」をマスターする

まず、我流で書き始めるのはやめましょう。

作文には、誰が読んでも分かりやすい「黄金の型」が存在します。それが「序論 → 本論 → 結論」の三段構成です。

  • 序論:テーマに対する自分の考えを一行でズバリと示す。「私は~と考える。」
  • 本論:なぜそう考えるのかを、具体的な経験やエピソードを交えて説明する。文章の核となる部分。
  • 結論:本論を要約し、自分の考えを改めて強調。最後は公務員としての抱負に繋げる。

この「型」を意識するだけで、あなたの文章は驚くほど論理的になります。まずは市販の参考書を1冊読み込み、この基本の型を頭に叩き込みましょう。

2. 書く材料(経験)を棚卸しする

作文の型を学んだら、次はその型に流し込む「材料」を集めます。

これが自己分析です。あなたの主張に説得力を持たせるのは、あなた自身のオリジナルな経験に他なりません。

過去問の3つの型(①自己分析・経験型、②社会関心・未来志向型、③職業倫理・心構え型)を参考に、以下の経験をノートに書き出してみてください。

  • 部活動やサークル活動で、困難を乗り越えた経験
  • アルバイトで、お客様や仲間との信頼関係を築いた経験
  • 学校行事やボランティアで、仲間と協力して何かを成し遂げた経験
  • 日々のニュースを見て、社会のために自分に何ができるか考えた経験

この「経験の棚卸し」は、面接試験対策にもそのまま繋がる非常に重要な作業です。早めに取り組んでおきましょう。

3. 時間を計って、とにかく書く

「型」と「材料」が揃ったら、いよいよ実践です。本番と同じ「50分」という時間を計り、過去問を使って実際に作文を書いてみましょう。

このとき、以下のような時間配分を意識すると効果的です。

  • 構成を考える(5~10分):いきなり書き始めず、序論・本論・結論に何を書くか簡単なメモを作る。
  • 執筆(35~40分):メモに従い、一気に書き上げる。
  • 見直し(5分):誤字・脱字がないか、不自然な表現はないか最終チェックする。

初めは時間内に書き終えられないかもしれませんが、心配いりません。何度も繰り返すうちに、必ずスピードと質は向上します。

4. プロの添削で客観的な評価を得る【最重要】

これが最も重要なステップです。自分で書いた作文を、自分だけで評価するのは不可能です。

独学の最大の落とし穴は、自分の文章の欠点に気づけないことにあります。

書きっぱなしは、答え合わせをせずに問題集を解き続けるのと同じです。書いた作文は必ず僕(江本)や学校の先生、予備校講師など第三者に見てもらいましょう。

  • 「自分の考えは、ちゃんと相手に伝わっているか?」
  • 「テーマからズレていないか?」
  • 「もっと良い表現はないか?」

こうした客観的なフィードバックを得て、改善する。

このサイクルを繰り返すことで、初めてあなたの作文は「合格レベル」に到達するのです。

まとめ:刑務官の作文対策は添削で完成させよう!

今回は、刑務官採用試験の作文対策について、過去問の傾向分析から具体的な書き方、練習方法までを徹底的に解説してきました。

最後に、本記事の重要なポイントを振り返りましょう。

  • 作文は「足切り」あり!配点がなくても合否を左右する重要科目
  • 「テーマのズレ」「具体例の欠如」「構成の乱れ」は絶対に避けるべきNGポイント
  • 合格への道は「型を知り→材料を集め→書き→添削を受ける」の4ステップ
  • 独学には限界あり。自分の文章の価値は、他者からの評価で決まる

この記事をここまで読んでくださったあなたは、すでに対策への第一歩を大きく踏み出しています。

過去問を眺めるだけでなく、実際に手を動かし、答案を作成し、そして添削を受ける。このサイクルを繰り返すことで、あなたの作文力は着実に向上します。

特に、作文試験で不合格になる受験生の多くは、「書いたら書きっぱなし」です。自分の文章の弱点に気づかないまま本番を迎えることほど、怖いことはありません。

あなたの努力を最高の結果に結びつけるために、そして「作文が原因で落ちる」という最悪の事態を避けるために、ぜひプロの力を活用してください。

この記事が、あなたの合格への一助となれば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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