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【2025年度】国家一般職(高卒)の倍率は低い?地域別に解説!

国家一般職倍率

国家一般職(高卒)の倍率は高いのか?それとも低いのか?
受験生にとって、最も気になるデータですよね。

結論から言うと、国家一般職(高卒)の倍率は低いです。

2025年度の事務区分(全国平均)は約2.2倍でした。

難関の裁判所職員が9.1倍であることを踏まえると、非常に受かりやすい「狙い目」の試験と言えそうです。

【2025年度の比較】
  • 国家一般職(事務):2.2倍(低い)
  • 税務職員:2.1倍(同じくらい)
  • 特別区職員:3.3倍(ちょっと高い)
  • 裁判所職員:9.1倍(超高い)

ただし、油断は禁物です。
「全国平均」は低くても、九州や沖縄などの一部地域では倍率が跳ね上がるからです。

この記事では、最新の2025年実施倍率をもとに地域ごとの詳細な倍率を紹介します。数字に惑わされず、合格に向けた現在地を確認しましょう。


国家一般職(高卒)の試験内容はこちら!

目次

国家一般職(高卒)の倍率は低いのか?

結論から言うと、他の公務員試験と比較しても、国家一般職の倍率は低いです。

直近のデータを見ても、倍率は2倍台で推移しているからです。
これは、受験者2人に1人が最終合格できる計算になります。

【2025年実施】区分別の実施結果

まずは、今年度(2025年)の全体結果を見てみましょう。

試験区分受験者数合格者数倍率
事務5,5452,4852.2倍
技術8766151.4倍
農業土木2351551.5倍
林業121831.5倍
2025年度 国家一般職(高卒)実施結果

このように、最も受験者の多い「事務区分」でも2.2倍です。
技術系区分に至っては1.4〜1.5倍と、さらに競争率は低くなっています。

他の試験種との比較

実際に、同時期に行われる他の試験と比べてみましょう。

  • 国家一般職(事務):2.2倍
  • 税務職員:2.1倍
  • 特別区(東京):3.3倍
  • 裁判所職員:9.1倍

難関の裁判所職員(約9倍)に比べれば、難易度は低めです。
同日実施で比較対象となる税務職員(2.1倍)とも、ほぼ同じ水準と言えます。

しかし、これはあくまで全国平均の話

次章から、地域ごとの詳細な数字を見ていきます。
地域によって難易度はガラリと変わります。


<出典元>

【地域別】国家一般職(高卒)の倍率推移

ここからは、地域ごとの詳細な倍率を見ていきましょう。
同じ試験でも、地域によって難易度が「天と地」ほど違います。

特に事務区分は地域差が激しいため、自分の受けるブロックを必ず確認してください。

事務区分

2025年の結果を見ると、「東日本(特に関東)」は受かりやすく、「西日本・沖縄」は激戦という傾向があります。

北海道

例年通り、全国平均に近い倍率で推移しています。
過去には10倍を超えていましたが、現在は2倍前後と落ち着いています。

実施年度受験者数合格者数倍率
20254051952.1
20244662401.9
20234571722.7
20224391762.5
2021547955.8
【高卒】国家一般職の実施結果(北海道事務)

東北

こちらは要注意エリアです。
倍率は3.8倍と、全国平均(2.2倍)よりも高く、競争が激しい地域と言えます。

実施年度受験者数合格者数倍率
20255911563.8
20247621744.4
20236911903.6
20227211674.3
20218791356.5
【高卒】国家一般職の実施結果(東北事務)

関東甲信越

最も合格しやすい「狙い目」の地域です。
採用数が圧倒的に多いため、倍率は1.6倍と非常に低くなっています。

実施年度受験者数合格者数倍率
20252,1731,3561.6
20243,1511,2602.5
20233,2281,4082.3
20223,9941,3872.9
20215,1621,3763.8
【高卒】国家一般職の実施結果(関東甲信越事務)

東海北陸

2.2倍と、ちょうど全国平均と同じレベルです。
過去のデータを見ても安定しており、実力通りの結果が出やすい地域でしょう。

実施年度受験者数合格者数倍率
20253411562.2
20244381572.8
20234151542.7
20225331603.3
20214691553.0
【高卒】国家一般職の実施結果(東海北陸事務)

近畿

2.6倍と、やや高めの水準です。
都市部で人気があるため、油断せずに対策する必要があります。

実施年度受験者数合格者数倍率
20253911502.6
20243471702.0
20234661722.7
20224841443.4
20215441413.9
【高卒】国家一般職の実施結果(近畿事務)

中国

2.1倍と、比較的受かりやすい地域です。
数年前は7倍以上ありましたが、近年は急激に易化しています。

実施年度受験者数合格者数倍率
20253371572.1
20243311123.0
20233471053.3
2022363596.2
2021395567.1
【高卒】国家一般職の実施結果(中国事務)

四国

3.5倍の高倍率エリアです。
採用数が少ないため、1つのミスが命取りになる可能性があります。

実施年度受験者数合格者数倍率
2025123353.5
2024150532.8
2023193613.2
2022215435.0
2021211375.7
【高卒】国家一般職の実施結果(四国事務)

九州

3.9倍と、本土では最も難しい激戦区です。
公務員人気の高い地域であり、ハイレベルな争いになります。

実施年度受験者数合格者数倍率
20258812253.9
20249851596.2
20239122054.4
20221,0161656.2
20211,3731708.1
【高卒】国家一般職の実施結果(九州事務)

沖縄

5.5倍。全国で最も過酷なエリアです。
受験者6人のうち5人が落ちる計算となり、十分な対策が必須です。

実施年度受験者数合格者数倍率
2025303555.5
2024360546.7
2023337714.7
2022296406.7
20213712216.9
【高卒】国家一般職の実施結果(沖縄事務)

技術区分

技術区分は、どの地域も1倍台〜2倍前半と低倍率です。
事務区分に比べて圧倒的に受かりやすいため、チャンスと言えるでしょう。

北海道(技術)

実施年度受験者数合格者数倍率
202549301.6
202474342.2
202387402.2
202295631.5
2021109731.5
【高卒】国家一般職の実施結果(北海道技術)

東北(技術)

実施年度受験者数合格者数倍率
2025126901.4
2024157742.1
2023152901.7
20221411121.3
20211671081.5
【高卒】国家一般職の実施結果(東北技術)

関東甲信越(技術)

実施年度受験者数合格者数倍率
2025126731.7
2024203792.6
20232131131.9
20222221531.5
20213111552.0
【高卒】国家一般職の実施結果(関東甲信越技術)

東海北陸(技術)

実施年度受験者数合格者数倍率
2025118791.5
202487551.6
2023114791.4
2022111851.3
2021116671.7
【高卒】国家一般職の実施結果(東海北陸技術)

近畿(技術)

実施年度受験者数合格者数倍率
202543311.4
202461391.6
202359411.4
202264461.4
202181501.6
【高卒】国家一般職の実施結果(近畿技術)

中国(技術)

実施年度受験者数合格者数倍率
202556441.3
202451173.0
202359441.3
202252331.6
202157311.8
【高卒】国家一般職の実施結果(中国技術)

四国(技術)

実施年度受験者数合格者数倍率
202540341.2
202437241.5
202335281.3
202253371.4
202137301.2
【高卒】国家一般職の実施結果(四国技術)

九州(技術)

実施年度受験者数合格者数倍率
20252992291.3
20243281921.7
20233272151.5
20223822371.6
20213352081.6
【高卒】国家一般職の実施結果(九州技術)

沖縄(技術)

実施年度受験者数合格者数倍率
20251953.8
2024924.5
20232072.9
20222483.0
20212363.8
【高卒】国家一般職の実施結果(沖縄技術)

農業土木・林業

最後に、専門的な区分である「農業土木」と「林業」です。
どちらも1.5倍程度と、非常に受かりやすい状況が続いています。

農業土木

実施年受験者数合格者数倍率
20252351551.5
20242351491.6
20232151351.6
20222531611.6
20212341571.5
【高卒】国家一般職の実施結果(農業土木区分)

林業

実施年受験者数合格者数倍率
2025121831.5
2024121881.4
2023132771.7
2022166572.9
2021124462.7
【高卒】国家一般職の実施結果(林業区分)

国家一般職(高卒)の倍率が低くても2人に1人は落ちる事実

地域別の数字を見て、「意外と低いな」と安心したかもしれません。

しかし、油断はできません。
倍率2倍ということは、単純計算で受験者の2人に1人は不合格になるからです。

合否を分けるのは基礎能力試験

では、どこで勝負が決まるのか。
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この試験の特徴は、とにかく「範囲が膨大である」こと。政治、経済、数学、理科、文章理解、数的処理など、高校教科のほぼ全範囲から出題されます。

不合格になる人の典型は、これらを真面目に全て勉強し、時間切れで自滅するパターンです。

逆に、合格する人は「出る分野だけをやり、出ない分野は捨てる」という戦略を徹底しています。

闇雲に勉強すると不合格に

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