航空管制官採用試験の合格点(ボーダーライン)と平均点

航空管制官のボーダー

本記事では、航空管制官採用試験の合格点(ボーダーライン)と平均点をまとめています。

目標点を知っておくことで、効率よく勉強を進めることができるので参考にしてください。

目次

【航空管制官採用試験】合格者の決定方法

航空管制官採用試験の合格者は、各試験種目の成績を総合して決定されます。

得点についての考え方
  • 受験者の筆記試験及び外国語試験(面接)の得点は、各試験種目の素点(多肢選択式試験の場合は正解数、外国語試験(聞き取り)又は外国語試験(面接)の場合は複数の評価者による評点を総合した値)ではなく、試験種目ごとに平均点、標準偏差を用いて算出した標準点」として合否を決定します。なお、標準点は小数点以下を切り捨てます。
  • 人物試験においては、各受験者についてA~Eの5段階で評価し、この評価結果が正規分布するものとみなして、各段階の標準点を算出しています。
  • 適性試験Ⅱ部、身体検査及び身体測定においては、得点を算出せず、合否の判定のみを行います。

一次試験

基礎能力試験、適性試験Ⅰ部及び外国語試験(多肢選択式)において基準点以上である者について、これらの試験種目の標準点を合計した得点に基づいて第1次試験合格者を決定します。

なお、一次試験で実施している「外国語試験(聞き取り)」は、一次試験合格者を対象に評定しています。

江本

基準点は基礎能力試験9点、適性試験(記憶検査5点、空間関係検査14点)、外国語試験9点です!

二次試験

外国語試験(聞き取り)及び外国語試験(面接)において基準点以上であり、かつ、人物試験においてA~Cの評価である者について、基礎能力試験、適性試験Ⅰ部、外国語試験(多肢選択式)、外国語試験(聞き取り)、外国語試験(面接)及び人物試験の標準点を合計した得点に基づいて二次試験合格者を決定します。

江本

基準点は外国語試験(聞き取り)40点、外国語試験(面接)16点です!

三次試験

適性試験Ⅱ部、身体検査及び身体測定に合格した者について、基礎能力試験、適性試験Ⅰ部、外国語試験(多肢選択式)、外国語試験(聞き取り)、外国語試験(面接)及び人物試験の標準点を合計した得点に基づいて最終合格者を決定します。

【航空管制官採用試験】合格点(ボーダーライン)

航空管制官採用試験の合格点(ボーダーライン)を紹介します。

2024(令和6)年度

選考合格点標準点表
一次試験297点PDF
二次試験520点
三次試験520点
  • 外国語試験(聞き取り、面接)は点数化ができないため標準点表を作成していません。
  • 人物試験の標準点は「A評価205点」「B評価160点」「C評価115点」です。

2023(令和5)年度

選考合格点標準点表
一次試験302点PDF
二次試験526点
三次試験541点
  • 外国語試験(聞き取り、面接)は点数化ができないため標準点表を作成していません。
  • 人物試験の標準点は「A評価197点」「B評価155点」「C評価110点」です。

2022(令和4)年度

選考合格点標準点表
一次試験321点PDF
二次試験541点
三次試験555点
  • 外国語試験(聞き取り、面接)は点数化ができないため標準点表を作成していません。
  • 人物試験の標準点は「A評価199点」「B評価156点」「C評価112点」です。

【航空管制官採用試験】平均点と標準点の計算方法

航空管制官採用試験の平均点や標準点を算出する際の計算方法を紹介します。

平均点

2024(令和6)年度

試験種目平均点標準偏差
基礎能力試験16.6614.498
適性試験Ⅰ37.30115.550
外国語試験
(多肢選択式)
17.8906.366
外国語試験
(聞き取り)
61.30510.749
外国語試験
(面接)
26.7516.911
航空管制官採用試験の平均点(2024年度)

2023(令和5)年度

試験種目平均点標準偏差
基礎能力試験21.0965.471
適性試験Ⅰ31.61215.720
外国語試験
(多肢選択式)
15.8285.792
外国語試験
(聞き取り)
79.65912.173
外国語試験
(面接)
26.1787.215
航空管制官採用試験の平均点(2023年度)

2022(令和4)年度

試験種目平均点標準偏差
基礎能力試験20.4675.466
適性試験Ⅰ37.88314.681
外国語試験
(多肢選択式)
16.4794.884
外国語試験
(聞き取り)
67.44810.819
外国語試験
(面接)
26.5836.732
航空管制官採用試験の平均点(2022年度)

配点比率

試験種目配点比率
基礎能力試験$$\frac{2}{12}$$
適性試験Ⅰ$$\frac{2}{12}$$
外国語試験
(多肢選択式)
$$\frac{3}{12}$$
外国語試験
(聞き取り)
$$\frac{1}{12}$$
外国語試験
(面接)
$$\frac{1}{12}$$
人物試験$$\frac{3}{12}$$
航空管制官採用試験の配点比率(2024年度)

標準点の計算方法

受験者の筆記試験及び外国語試験(面接)の得点は、各試験種目の素点(多肢選択式試験の場合は正解数、外国語試験(聞き取り)又は外国語試験(面接)の場合は複数の評価者による評点を総合した値)ではなく、試験種目ごとに平均点、標準偏差を用いて算出した「標準点」として合否を決定します。なお、標準点は小数点以下を切り捨てます。

たとえば2024年度の一次試験で「基礎能力試験14点、外国語試験16点、適性試験15点」の場合、標準点は229点となります。

標準点の計算例
標準点の計算例
江本

合格点は297点だったから、この点数だと不合格…。

標準点の換算表は上述しているので、過去問を自力で解いて現時点の点数を確認してみましょう!

【航空管制官採用試験】合格点まとめ

航空管制官採用試験の合格点は、採用人数や問題レベルによって変動するため確かなことはいえませんが、最終合格も視野に入れるなら6~7割が一つの目安となります。

航空管制官採用試験の試験内容は幅広いので、きちんと出題傾向を理解して効率よく勉強してください。

試験の内容や対策についてさらに詳しい情報が必要な場合は、下記の記事が参考になるでしょう。

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