COURT CLERK INTERVIEW
裁判所職員(高卒)の
面接対策
面接時間・配点・評価から、実際に聞かれた質問、 面接カードの深掘り、回答の作り方までまとめて解説します。
裁判所職員の面接では、何を聞かれる?
面接カードは、どこまで準備すればいい?
回答を作ったけれど、この内容で大丈夫なのか不安……。
裁判所職員採用一般職試験(高卒者区分)では、 第2次試験で個別面接が行われます。
特に注意したいのが、人物試験の配点です。 配点比率は8/20。つまり、 最終成績の40%を面接が占めます。
筆記試験を突破しても、面接で十分な評価を得られなければ最終合格には届きません。 裁判所職員を目指すなら、筆記試験と同じくらい人物試験の準備も重要です。
この記事でわかること
- 裁判所職員(高卒)の面接形式・時間・配点
- 人物試験の評価方法
- 実際に聞かれた面接質問
- 面接カードからの深掘り方法
- 質問への回答の作り方
- 本番までにやるべき面接対策
裁判所職員(高卒)の面接試験概要
まずは、裁判所職員(高卒)の人物試験が どのように行われるのか確認しておきましょう。
| 試験 | 第2次試験 |
|---|---|
| 試験種目 | 人物試験 |
| 形式 | 個別面接 |
| 時間 | 約30分 |
| 面接官 | 3人 |
| 配点比率 | 8/20 |
30分というと長く感じるかもしれません。 でも、実際には志望動機や自己PRだけでなく、 学校生活、性格、人間関係、裁判所への理解など幅広く質問されます。
1つの回答について 「なぜですか」「具体的には」「そのときあなたは何をしましたか」 と掘り下げられるため、事前準備なしで30分を乗り切るのは難しいです。
人物試験の配点は40%
裁判所職員(高卒)の面接対策で、 最初に押さえておきたいのが配点の大きさです。
| 試験種目 | 配点比率 |
|---|---|
| 基礎能力試験 | 9/20 |
| 作文試験 | 3/20 |
| 人物試験 | 8/20 |
「筆記試験に合格したから、あとは無難に答えればいい」 という試験ではありません。
人物試験はA〜Dの4段階評価
人物試験は、 A・B・C・Dの4段階で評価されます。
最終合格者は、人物試験でA〜C評価を受けた受験者の中から、 基礎能力試験・作文試験・人物試験の成績を合計して決まります。
まず避けなければならないのがD評価。 そのうえで、できるだけ高い人物評価を取ることが 最終合格を近づけるポイントです。
出典: 裁判所|採用試験情報
裁判所職員(高卒)の面接で聞かれた質問
面接対策の第一歩は、 どのような質問が出るのかを知ることです。
ここでは、これまで裁判所職員(高卒)の人物試験で 実際に聞かれた質問を分野別に整理します。
- 志望動機を述べてください。
- 裁判所職員を知ったきっかけは何ですか。
- なぜ公務員を目指したのですか。
- なぜ他の公務員ではなく裁判所職員なのですか。
- 裁判所職員として何をしたいですか。
- 裁判所職員に必要な能力は何だと思いますか。
- 裁判所職員として働くうえで大切なことは何ですか。
- 裁判所職員に向いていると思うところはどこですか。
- 裁判所についてどのように調べましたか。
- 説明会には参加しましたか。
- 説明会で印象に残ったことは何ですか。
- 裁判を傍聴したことはありますか。
- 自己PRをしてください。
- あなたの長所は何ですか。
- 長所を発揮した経験を教えてください。
- あなたの短所は何ですか。
- 短所を改善するために何をしていますか。
- 友人からどのような人だと言われますか。
- 自分を一言で表すと何ですか。
- 最近成長したと思うことはありますか。
- 現在の高校を選んだ理由は何ですか。
- 高校生活で一番頑張ったことは何ですか。
- 部活動ではどのような役割でしたか。
- 部活動で一番大変だったことは何ですか。
- 困難をどのように乗り越えましたか。
- 学校生活で失敗した経験はありますか。
- その失敗から何を学びましたか。
- 苦手な人とはどのように接しますか。
- 周囲と意見が対立した経験はありますか。
- 意見が合わない場合はどうしますか。
- チームで協力した経験を教えてください。
- 人から注意されたときはどうしますか。
- ストレスを感じるのはどのようなときですか。
- ストレスはどのように解消しますか。
- 第一志望はどこですか。
- 他にどのような試験を受けていますか。
- 民間企業は受けていますか。
- すべて合格したらどこに行きますか。
- 不合格だった場合はどうしますか。
質問を見ると、特別に難しい内容ばかりではありません。 難しいのは回答した後の深掘りです。

過去問を見て「答えられそう」と思っても、 「なぜ?」「具体的には?」「あなた自身は何をした?」と続けて聞かれると、 急に答えられなくなる人は多いです。最初の回答だけで終わらせないことが重要です。
さらに多くの質問を確認したい方は、 面接対策ページで過去問89問をまとめています。
面接過去問89問を確認する →面接カードを中心に質問が広がる
裁判所職員の面接では、 面接カードに書いた内容が質問の材料になります。
面接カードをきれいな文章にするだけでは不十分です。 書いた内容について口頭で説明できるところまで準備しましょう。
たとえば部活動について書いた場合
高校生活ではバスケットボール部の活動に力を入れ、 チームで目標を達成するために努力しました。
- どのような目標でしたか。
- あなたはどのような役割でしたか。
- 一番大変だったことは何ですか。
- 意見が合わないことはありませんでしたか。
- あなた自身は何をしましたか。
- その経験から何を学びましたか。
わずか数行の面接カードからでも、 これだけ多くの質問が生まれます。
面接の回答はどう作ればいい?
質問を確認したら、 次は実際に自分の回答を作ります。
面接では、ネットにある模範回答を話しても意味がありません。 自分の経験・考え・行動を使って答えることが重要です。
基本は「結論→理由→具体例」
まず質問に対する答えを伝える。
なぜそう考えるのか説明する。
自分の経験や行動で裏付ける。
抽象的な回答で終わらせない
私の長所は協調性です。 周りの人と協力して行動できます。
私の長所は、周囲の意見を聞きながら調整できるところです。 部活動で練習方法について意見が分かれた際、 一人ずつ意見を聞き、共通する課題を整理して顧問に提案しました。 この経験から、相手の考えを聞いたうえで行動することを大切にしています。
Afterでは、 「協調性があります」と言うだけではなく、 実際にどのように行動する人なのかまで伝わります。
長く話しすぎない
面接では、最初からすべて説明する必要はありません。
まず質問に簡潔に答え、 面接官から追加で聞かれたら詳しく説明します。 このほうが自然な会話になります。
こんな回答は改善しよう
- 結論がなかなか出てこない
- 一度に長く話しすぎる
- 「頑張った」「成長した」だけで終わる
- 具体的な行動が入っていない
- 面接カードと話す内容が食い違う
- 暗記した文章を読み上げるように話す
回答を作ったら深掘り質問まで考える
面接対策で差がつくのは、 1つ目の回答を作った後です。
面接官になったつもりで、 「この回答を聞いたら、次に何を聞くか」を考えてください。
裁判所を利用する方の不安を少しでも軽減できるよう、 丁寧に対応できる職員になりたいです。
- なぜそう思ったのですか。
- 裁判所を利用する人にはどのような不安があると思いますか。
- あなたの考える「丁寧な対応」とは何ですか。
- どのような場面で実践できますか。
- あなたの強みをどう生かせますか。
- これまで相手の不安を軽減した経験はありますか。
回答を1つ作ったら、最低3〜5個は追加質問を考える。 これを繰り返すだけでも、本番への対応力は大きく変わります。
裁判所職員の面接対策5ステップ
ここまでの内容を踏まえて、 実際に何から始めればいいのか整理します。
志望動機・自己PR・学校生活など、 質問される土台を整理します。
どのような質問が出ているのかを把握します。
自分の経験や考えを使って回答を作ります。
回答に対して「なぜ?」「具体的には?」と掘り下げます。
最後は文章ではなく、会話として答えられる状態にします。
回答は必ず声に出して確認する
面接カードや回答を文章で作っただけでは、 面接対策は終わりません。
実際の試験では、その場で質問を聞き、 面接官を見ながら口頭で答えます。
声に出して確認するポイント
- 最初に質問への答えが出ているか
- 1文が長くなっていないか
- 話すスピードが速すぎないか
- 声が小さくないか
- 説明がわかりにくくないか
- 暗記した文章のようになっていないか
スマートフォンで自分の回答を録画するだけでも、 話すスピードや表情、言葉の癖を客観的に確認できます。
最後に難しいのが「この回答でいいのか」の判断
面接カードを作る。 過去問を見る。 自分の回答を作る。
ここまでは一人でも進められます。
でも最後に出てくるのが、 「自分の回答は、本当にこれでいいのか」 という問題です。
第三者に確認してほしいポイント
- 志望動機に説得力があるか
- 質問への答えになっているか
- 経験が具体的に伝わるか
- 説明不足になっていないか
- 面接カードとの矛盾がないか
- どこを深掘りされそうか

添削で多いのは「内容が悪い」のではなく、 本人の頭の中ではつながっている話が、 初めて聞く相手には十分伝わっていないケースです。 面接官の視点で確認することが大切です。
面接カードや回答を
客観的に確認してほしい方へ
自分で面接カードや質問への回答を作ったものの、 「この内容で本番に行っていいのかわからない」 という方には、個別添削・指導も用意しています。
- 裁判所職員(高卒)の面接過去問89問
- 面接カードの添削
- 質問への回答の添削
- 深掘りされるポイントの確認
- 面接対策についての質問・相談
模範回答を覚えるのではなく、 あなた自身が本番で使う面接カードと回答 を一緒に確認していきます。
裁判所職員の面接対策を見る裁判所職員の面接でよくある質問
裁判所職員の面接時間は何分ですか?
面接時間は約30分です。 30分間で志望動機、自己PR、学校生活、性格、 裁判所への理解など幅広く質問されます。
面接官は何人ですか?
面接官は3人です。 1人の質問に答えたあと、別の面接官から関連する質問をされることもあります。
人物試験の配点は高いですか?
配点比率は8/20です。 最終成績の40%を占めるため、非常に重要な試験です。
D評価になるとどうなりますか?
人物試験でD評価になると不合格です。 A〜C評価を取った受験者が最終合格の対象になります。
過去問89問すべての回答を作るべきですか?
すべてを丸暗記する必要はありません。 志望動機・自己PR・学校生活などの頻出分野と、 自分の面接カードから質問されそうな内容を優先してください。
面接の回答は暗記したほうがいいですか?
丸暗記はおすすめしません。 結論・理由・具体例などの要点を整理し、 質問に合わせて自分の言葉で話せる状態を目指してください。
面接対策はいつから始めればいいですか?
志望動機や自己PR、面接カードの材料整理は 第1次試験前から始めて問題ありません。 第1次試験後すぐに口頭練習へ移れる状態を作っておくと効率的です。
質問を覚えるのではなく、自分の回答を作ろう
裁判所職員(高卒)の人物試験は、 最終成績の40%を占める重要な試験です。
対策は、次の順番で進めてください。
- 面接カードを作る
- 過去の質問を確認する
- 自分の回答を作る
- 深掘り質問を考える
- 声に出して練習する
- 第三者に確認してもらう
大切なのは、 過去問を読むだけで終わらせないことです。
自分の経験や考えを使って回答を作り、 さらに深掘りされたときにも答えられる状態まで準備してください。

公務員採用.jp
江本 浩大 Kodai Emoto
公務員試験の指導を14年間やっています。
新卒で大手公務員試験予備校に就職→公務員課で5年間勤務、在職中に公務員試験を受験するも不合格→退職→公務員試験の勉強→国立大学法人、政令市、市役所に合格→現在、某大学の職員として9年目。
2018年6月からサイトを運営中。普段はカフェで珈琲飲んでます。
