海上保安大学校学生採用試験を受験するなら、倍率(競争率)は必ず確認しておきたい情報です。
本記事では、海上保安大学校の倍率を詳しくまとめました。
過去10年間の推移や一次試験・二次試験の結果も掲載しているので、最新の傾向を把握できます。
受験準備の第一歩として、正確なデータを確認しましょう。
【2025年度】海上保安大学校の倍率は3.1倍
2025年度(令和7年度)海上保安大学校の実質倍率は3.1倍でした。
- 受験者数:269人
- 合格者数:88人
- 実質倍率:3.1倍



前年度の2.7倍からわずかに上昇しました。合格者数は変わらずですが、受験者数が増えていることが原因です。
国家公務員(公安系)との比較
海上保安大学校の倍率を主要な国家公務員(公安系)と比較しました。


海上保安大学校(3.1倍)は、海上保安学校(2.4倍)や入国警備官(2.4倍)よりやや高く、刑務官(1.9倍)と比べると1.6倍程度の競争率となっています。
倍率3.1倍でも、海上保安官になるには相当な資質能力が必要です。
筆記試験や面接試験で基準点に達しなければ、採用枠に空きがあっても不合格となります。特に海上保安大学校は幹部候補生を養成する機関であり、より高い能力が求められます。
「倍率が低いから対策は適当でいい」という考えは捨てて、万全の準備をしましょう。
過去10年間の倍率推移
過去の推移を見ると、2022年度の3.8倍から受験者数が減少していました。
しかし、ここにきて再び人気になりつつあることが分かります。
| 実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
| 2025 | 269人 | 88人 | 3.1倍 |
|---|---|---|---|
| 2024 | 236人 | 87人 | 2.7倍 |
| 2023 | 276人 | 101人 | 2.7倍 |
| 2022 | 321人 | 85人 | 3.8倍 |
| 2021 | 265人 | 90人 | 2.9倍 |
| 2020 | 284人 | 79人 | 3.6倍 |
| 2019 | 340人 | 72人 | 4.7倍 |
| 2018 | 386人 | 81人 | 4.8倍 |
| 2017 | 437人 | 81人 | 5.4倍 |
| 2016 | 405人 | 84人 | 4.8倍 |
少子化などの影響で公務員試験全体の受験者数が減少していることも背景にありますが、受験生にとっては「合格のチャンスが広がっている」と前向きに捉えることができるでしょう。
一次試験の倍率推移
海上保安大学校の一次試験の倍率推移をまとめています。
表を見ると、一次試験の倍率は例年およそ2.0倍前後で推移していることがわかります。
| 実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 一次倍率 |
| 2025 | 269人 | 132人 | 2.0倍 |
|---|---|---|---|
| 2024 | 236人 | 113人 | 2.1倍 |
| 2023 | 276人 | 133人 | 2.1倍 |
| 2022 | 321人 | 132人 | 2.4倍 |
| 2021 | 265人 | 152人 | 1.7倍 |
これは、一次試験で受験者の約半数が不合格になるということです。
一次試験は基礎学力を問う試験ですが、決して甘くはありません。特に以下の点に注意が必要です:
- 基礎能力試験では幅広い科目からまんべんなく出題される
- 苦手科目を放置すると、そこで大きく失点する
- 基準点に達しなければ、総合点が高くても不合格となる
一次試験を突破するには、早めの対策開始と計画的な学習が不可欠です。
「倍率2倍なら大丈夫」と油断せず、確実に合格ラインを超える実力をつけましょう。
二次試験の倍率推移
海上保安大学校の二次試験の倍率推移をまとめています。
二次試験の倍率は1.2〜1.4倍と、数字の上ではそれほど高くありません。
| 実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 二次倍率 |
| 2025 | 124人 | 88人 | 1.4倍 |
|---|---|---|---|
| 2024 | 106人 | 87人 | 1.2倍 |
| 2023 | 127人 | 101人 | 1.3倍 |
| 2022 | 107人 | 85人 | 1.3倍 |
| 2021 | 128人 | 90人 | 1.4倍 |
しかし、「倍率が低いから楽勝」と考えるのは早計です。この段階では、学力だけでは測れない「海上保安官としての適性」が厳しくチェックされます。
どんなに筆記試験の成績が良くても、面接での受け答えや、集団生活への適応力、海上保安官になりたいという強い意志が伝わらなければ、合格することは難しいでしょう。
倍率という数字以上に、あなたの人間性や熱意が問われる重要な試験なのです。
女性志望者の倍率推移
「海の仕事は男性のイメージが強いけど、女性でも大丈夫かな?」と気になる女性の受験生も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、海上保安大学校は女性にも広く門戸が開かれており、倍率も全体の数字と大きくは変わりません。
| 実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 女性倍率 |
| 2025 | 68人 | 20人 | 3.4倍 |
|---|---|---|---|
| 2024 | 55人 | 23人 | 2.4倍 |
| 2023 | 69人 | 32人 | 2.2倍 |
| 2022 | 87人 | 20人 | 4.4倍 |
| 2021 | 73人 | 26人 | 2.8倍 |
2025年度の女性の倍率は3.4倍。全体の倍率が3.1倍でしたので、性別による有利・不利はほとんどないと言えるでしょう。
近年、海上保安庁では女性職員の活躍の場がどんどん広がっており、巡視船の船長や航空機のパイロットとして最前線で働く女性も増えています。
体力的な不安などもあるかもしれませんが、それ以上に「日本の海を守りたい」という強い気持ちがあれば、性別に関係なく挑戦できる魅力的な職場ですよ。
海上保安大学校の倍率まとめ
海上保安大学校の倍率を見て高い(低い)と一喜一憂しているかもしれません。しかし、あまり倍率を気にしても意味がありません。
なぜなら、受験者の中にはまったく対策もしていない人も多く含まれるからです。なので、本当に相手にしないといけないライバルはもっと少ないんですね。
とはいえ、倍率が低い=受かりやすいのは事実ですが、対策なしで合格できるわけではありません。
少しでも合格に近づくには、試験内容をしっかり理解して、効率よく対策を始めることがポイントです。
- 出典元:国家公務員試験採用情報NAVI
