入国警備官採用試験の面接対策!面接カードと過去問(質問例)

入国警備官採用試験の面接対策

入国警備官採用試験の第二次選考では、面接試験が行われます。

本記事では、入国警備官採用試験の面接に関する試験情報を網羅的にまとめています

早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。

  • 対象区分は高卒・大卒、社会人です。
目次

入国警備官採用試験 面接試験とは?

入国警備官採用試験の面接概要

面接試験とは、志望動機や自己アピールなどを問うことで、あなたが入国警備官に相応ふさわしいかどうかを評価・判断する人物面に関する試験のことです。

ここでは、面接試験の概要や評価基準を紹介します。

面接試験の概要

入国警備官採用試験 面接試験の概要(2023年度)
試験時間20分
面接官3人
配点比率2/7

面接試験の評価基準

入国警備官採用試験 面接試験の評価基準(人事院)
項目観点
積極性・率先してことに当たろうとするか,周りに頼ろうとするところはないか
・必要な自己主張ができるか,優柔不断なところはないか
・熱意や意欲を持ってものごとに取り組むか,気力が乏しいところはないか
堅実性・ものごとをまじめに考えるか,いい加減にとらえるところはないか
・ねばり強く努力するか,途中で投げ出すところはないか
・組織の中で確実な行動がとれるか,軽薄なところはないか
判断力・ものごとの判断は的確か,場当たりな判断をするところはないか
・注意力・集中力は十分か,うかつなところはないか
・状況をよく考えて判断するか,自分勝手な理解をするところはないか
表現力・質問に対する応答は的確か,的外れなところはないか
・話している内容に一貫性があるか,矛盾しているところはないか
・話し方がわかりやすく簡潔か,要領を得ないところはないか
態度・まじめに応答しているか,質問をはぐらかすところはないか
・動作はきちんとしているか,だらしのないところはないか
・落ち着いており安定感があるか,動揺しやすいところはないか

これらの観点に沿って面接官それぞれがA~E(1~5)で評価をつけ、最終的にそれぞれの評価を突き合わせて最終評価となります。

なお、面接試験の評価がD、E評価は足切りとなり即不合格(足切り)なので注意しましょう。

入国警備官採用試験 面接カードとは?

入国警備官採用試験の面接カード対策

面接カードとは、面接で使用される資料のことです。

氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなど、面接官が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための役割があります。

面接カードは二次試験日に提出

面接カードは一次試験の合格発表日に人事院のHPからダウンロードできます。

そして提出は二次試験(面接)の日なので、忘れないように、汚れないように持っていきましょう。

面接カードの内容

入国警備官採用試験の面接カード
入国警備官採用試験の面接カード

内容は毎年おなじです。合格発表後から面接まで10日くらいしかありません。

面接の練習は面接カードがないとできないので、はやめに考えておくことが重要です。

面接カードの書き方

面接カードの書き方は、こちらの「【入国警備官(高卒・大卒、社会人)】面接対策の教科書【過去質問と回答例】」で詳しく解説しています。

この記事では、面接カードの書き方はもちろん、面接の過去問や回答例などをまとめているので、併せて読むといいでしょう。

入国警備官採用試験 面接試験の過去問

入国警備官採用試験の面接過去問

面接試験の過去問をまとめています。

過去に入国警備官採用試験を受験してきた方々から集めた質問内容を抜粋してまとめているので、参考にしてください。

過去の質問例

入国警備官を受験するのは初めてですか。
⇒なぜ昨年度は受験しなかったのですか。

志望動機を教えてください。
⇒その志望動機なら警察官の方がいいのではないですか。

部活動は何かやっていましたか。
⇒部活動で大変だったことは何ですか。

海外の方と関わった経験はありますか。
⇒どんな気持ちでしたか。

長所を教えてください。

緊張していますか。

長所は何ですか。
⇒長所を仕事にどのように活かしますか。

入国警備官の仕事をどこで知りましたか。
⇒どんな仕事がしたいですか。

ボランティア経験はありますか。

転勤は多いですが大丈夫ですか。

入国警備官を志望する理由は何ですか。

語学はどのくらい話せますか。
⇒今後はどの言語を勉強したいですか。

他にも、こちらの「【入国警備官(高卒・大卒、社会人)】面接対策の教科書【過去質問と回答例】」で詳しく解説しています。

入国警備官採用試験 面接試験の対策方法

入国警備官採用試験の面接対策のポイント

入国警備官採用試験の面接対策を始めるときの手順を解説します。

面接カードを作り込む

面接カードとは、面接試験で使用される資料のことです。

氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなど、面接官が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための役割があります。

実際の試験では、提出する面接カードに基づいて質問されるので、わかりやすくアピールできる内容を考えなくてはいけません。

定番の質問内容を把握する

面接試験で問われる定番質問を把握しましょう。

なぜなら、筆記試験のように面接試験にも傾向があるからです。

  • 基本的な質問事項が多いのか
  • 時事的な質問は聞かれるのか
  • 専門的な(入国警備官の業務に特化した)質問はあるのか

このような傾向を把握しておけば、面接の準備を効率よく進めることができます。

たとえば、「自己PRをしてください」や「志望動機は何ですか?」のような一般的な質問が多ければ、書店に売っている参考書を読み込んで対策できます。

一方で、「大学に進学せずに、入国警備官を志望する理由は?」や「入国警備官の不祥事についてどう思いますか?」といった専門的、時事的な質問が多ければどうでしょうか?

このような入国警備官の職務に関連した質問や時事的な質問が多ければ、仕事内容や組織、社会情勢についても深く知っておく必要がありますよね。

無駄な時間を過ごさないためにも、よく出る定番質問に目を通し、傾向を押さえておきましょう。

模範回答を練る

定番質問をもとに回答を作成しましょう。

回答を作るときのポイントは、結論+理由(根拠)+具体例(体験談)のセットで考えること。

たとえば、「自分の強みは何ですか?」と聞かれた場合、どう答えますか?

  • 「協調性がある」
  • 「問題解決能力が高い」
  • 「コミュニケーション能力に優れている」

このような回答は、比較的簡単に思い浮かぶでしょう。

しかし、「なぜそれが強みなのですか?」や「具体的にどのような場面でその強みを発揮しましたか?」といった理由や経験について問われた場合、どう答えますか?

もし、事前に何も考えていなければ、すぐに答えるのは難しいかもしれません。

しかし、面接官が最も知りたいのは、この「理由や経験」の部分なのです。

自分の回答に対して論理的に答えられなければ、評価は上がりません。そのため、時間をかけて自己分析を行い、自分自身をしっかりと理解しておくことが必要です。

人に話す練習をする

ある程度、話す内容を考えたら第三者に聞いてもらいましょう。

自分で考えていることを分かりやすく伝えるのは難しいからです。

僕自身、毎年多くの自己PRや志望動機を見たり、聞いたりしますが、初っ端から理解できる内容はほとんどありません。せっかく面接カードに良い内容を書いているのに、自分の言葉で伝えられずに損している人を多く見てきました。

面接は、あなたの発言内容を聞いて第三者である面接官が客観的に評価します。なので、どんなにいいことを発言しても伝わらなければ意味がないのです。

恥ずかしがらずに自分の言葉でスラスラ喋れるまで練習してください。

模擬面接は最低1回受ける

最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。

  • 本番特有の緊張感
  • 回答に困る深掘りポイント
  • 客観的な評価

このように1人で面接練習をしていては気が付かない部分がたくさん発見できるからです。

練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にもみてもらってください。

入国警備官採用試験の面接練習は早めに始めよう!

入国警備官採用試験の面接対策のポイント (1)

面接練習を始める時期は早ければ早いほど良いと覚えておいてください。

というのも、二次試験の倍率が上昇しているため、筆記試験よりも面接試験の重要度が増しているからです。

なので、筆記試験の合格発表後に、少し面接練習をしたくらいでは高評価をもらうことができません。

面接対策には次の手順に沿って行動することがポイント。

早い段階から定番質問や回答を作り、自分の考えをわかりやすく話す(伝える)練習を繰り返すようにしましょう。

面接対策は筆記試験よりもやることが多く、上達するまでかなり時間が必要です。できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!

今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。

試験の内容や対策についてさらに詳しい情報が必要な場合は、こちらの『【2024年版】入国警備官採用試験の内容と対策完全ガイド』を参考にしてください。

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