東京消防庁消防官の採用試験は、公務員試験の中でも特に人気が高く、激戦となる試験です。
合格を目指すうえで、「どのような問題が出るのか」を具体的に知ることは避けて通れません。
- 「過去問はどこでダウンロードできる?」
- 「いつから解き始めればいい?」
そんな疑問や不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、東京消防庁の過去問は公式サイトで無料ダウンロード可能です。しかし、入手した過去問をただ解くだけでは不十分です。
なぜなら、2025年の試験データを見ると、出題される科目の傾向がガラリと変わっているからです。
そこでこの記事では、過去問の入手先(リンク)はもちろん、最新データに基づいた「合格するための活用法」を徹底解説します。
古い情報に惑わされず、正しい対策で合格への最短ルートを進みましょう。
東京消防庁の過去問はダウンロードできる?(結論、できます!)
結論から言うと、東京消防庁の採用公式サイトからダウンロード可能です(適性検査区分はありません)。
公式サイトでは、過去3年分の試験問題と正答番号が無料公開されています。試験のレベル感や傾向を掴むため、まずは一度目を通してください。
ただし、公式データを利用する際は以下2点の注意が必要です。
- 詳しい解説がない(問題と正答番号のみ)
- 文章理解(現代文・英文)の問題文がない(著作権の都合)
特に現代文や英文は、問題文がなければ解くことができません。
解説も含めてしっかり対策したい方は、市販の「テーマ別過去問題集」を活用しましょう。これなら省略されている問題も網羅されており、効率的に学習を進められます。
東京消防庁の過去問を確認しよう!
ここでは、東京消防庁の過去問をまとめています。
志望する区分の問題を開き、どのような形式で出題されるかを確認してください。実際の出題レベルを肌で感じることで、学習のゴールが明確になります。
一類(第1回)【大卒程度・春実施】
主に大学卒業者を対象とした、春(5月頃)に実施される試験です。
最も受験者数が多く、標準的な難易度の問題が揃っています。
▼以下のnoteでは、過去10年分の「科目別・分野別出題範囲」を徹底分析し、入手困難な過去問データと共にまとめています。効率よく勉強して時間を無駄にしたくない方は活用してください。


一類(第2回)【大卒程度・秋実施】
主に大学卒業者を対象とした、秋(9月頃)に実施される試験です。
第1回に比べて採用数が少なく、問題の傾向も少し異なる場合があります。
三類【高卒程度・秋実施】
高校卒業者を対象とした、秋(9月頃)に実施される試験です。
基礎的な知識を問う問題が中心ですが、高得点勝負になる傾向があります。
▼以下のnoteでは、過去10年分の「科目別・分野別出題範囲」を徹底分析し、入手困難な過去問データと共にまとめています。効率よく勉強して時間を無駄にしたくない方は活用してください。


東京消防庁の過去問を効果的に活用する方法
過去問は、実力を測るためだけのものではありません。 効率よく合格するための「分析資料」として使うのが正解です。
具体的には、以下の3つのステップで活用してください。
- 勉強開始直後に1年分を解く
- 出題傾向を分析して学習計画を立てる
- 直前期に本番形式で演習する
それぞれの意図を解説します。
勉強開始直後に1年分解く
勉強を始めたらすぐに最新の過去問を1年分解いてみましょう。
「まだ勉強していないから解けない」と思うかもしれません。しかし、ここで重要なのは正解することではなく、「試験の内容を具体的に知ること」です。
- どのくらいの難しさなのか
- どんな科目が出るのか
- 今の自分と合格ラインの点数差はどれくらいか
これらを最初に把握してから勉強を始めるのと、何も知らずに進めるのとでは、学習効率が大きく異なります。
まずは0点でも構わないので、一度目を通してください。
出題傾向を分析し、学習の優先度を決める
東京消防庁の試験傾向は、年度によって大きく変化しています。
特に直近のデータを見ると、科目の重要度が以前とはガラリと変わっていることがわかります。
▼東京消防庁一類(第1回) 教養試験の科目別出題数推移
| 科目 | 2025 | 2024 | 2023 |
| 数的・判断推理 | 12 | 12 | 10 |
|---|---|---|---|
| 国語(知識) | 5 | 5 | 3 |
| 資料解釈 | 2 | 2 | 5 |
| 自然科学(物化生) | 3 | 3 | 3 |
最新の傾向には、以下の顕著な特徴があります。
- 「国語(漢字等の知識)」が急増:3問から5問へ増加。
- 「資料解釈」が激減:5問から2問へ減少。
- 「数的・判断推理」は最重要:合計12問と全体の約25%を占める。
- 「自然科学」は低迷:物理・化学・生物は各1問のみ。
もし古い情報を元に「資料解釈は5問出るから毎日解こう」「理系科目を重視しよう」と考えていたら、本番で失敗します。
今の東京消防庁で点数を取るには、「知能分野(数的・判断)」と「国語」を最優先にすべきです。
過去問の数字を分析し、現在の配点に合わせて学習時間の配分を調整してください。
▼より詳しい教養試験の傾向はこちら!


直前期は「時間を計って」演習する
試験直前(1〜2ヶ月前)になったら、時間を厳密に計って解きましょう。
公務員試験は、試験時間に対して問題数が多く、時間配分が非常に厳しい試験です。 ゆっくり考えれば解ける問題でも、本番の制限時間内では焦って間違えることがあります。
- 解く順番を決める(即答できる知識系科目から解くなど)
- 1問にかける時間の上限を決める(3分悩んだら飛ばすなど)
こうした「自分なりの解答ルール」を過去問演習で作っておくことで、本番でも冷静に対応できます。
東京消防庁への合格は過去問から始まります!
本記事では、東京消防庁の過去問の入手方法と活用法について解説しました。
重要なポイントを整理します。
- 入手先:東京消防庁の採用公式サイトから無料でダウンロード可能(過去3年分)。
- 注意点:解説はなく、現代文や英文の問題文は著作権の都合で掲載されていない。
- 最新傾向(2025年〜):「資料解釈」が減り、「国語(知識)」や「判断・数的推理」の重要度が高まっている。
まずは公式サイトの問題に目を通し、試験のレベル感を掴んでください。
その上で、解説が必要な場合や、より確実に合格点を狙いたい場合は、詳細な分析データを活用しましょう。
- 1公式サイトを確認する
-
まずは直近の過去問をダウンロードし、どんな問題が出るか確認してください。
- 2 過去10年分のデータを手に入れる
-
「3年分では不安」「分野ごとの出題サイクルを知りたい」という方は、以下のnoteを活用してください。
過去10年分の詳細な分析データと過去問をまとめています。
試験の傾向は年々変化しています。
正しい情報を武器に、効率よく合格を勝ち取りましょう!
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