- 「倍率が2倍前後なら、税務職員採用試験は難しくないのでは?」
- 「面接が重視されるから、倍率が低くても合格は難しいのでは?」
SNSや先輩の体験談で意見が分かれており、実際の難易度が分からず不安に感じている方も多いと思います。
結論として、税務職員採用試験は倍率は低いものの、合格基準は決して低くありません。
筆記・作文・面接のすべてで一定の基準を満たす必要があるため事前の対策は必須です。
本記事では、最新の地域別データをもとに、税務職員採用試験の難易度と倍率を分かりやすく整理しました。さらに、筆記・作文・面接をどの順番で進めれば効率よく合格に近づけるのか、具体的な内容と手順も解説します。
この記事を読むことで、税務職員採用試験に合格するために「何を、いつまでに準備すればよいか」が明確になります。
合格に向けて確実に準備を進めるための情報として、ぜひ活用してください。
【結論】税務職員採用試験(高卒)は難しい
倍率は下がってきていますが、税務職員採用試験(高卒)は、依然として難易度の高い試験だといえます。
実は、数字だけでは分かりにくい仕組みがいくつかあり、単純に「倍率=難しさ」とは判断できないんですよね。
特に難しさにつながっているのは、次の3点でしょう。
- 基準点(足切り)があり、倍率に関係なく不合格になる
- 試験科目が多く、対策に時間がかかる
- 面接評価が一定基準を下回ると、筆記が良くても不合格になる
それぞれの理由について、もう少し詳しく解説しますね。
倍率が低くても基準点に届かなければ落ちる
2025(令和7)年度の最終倍率は約2.1倍。
数字だけ見ると「チャンス!」と思えるかもしれませんね。
しかし、一定の点数に達していなければ、自動的に不合格になってしまいます。
たとえ受験者が定員割れに近い人数であっても、この基準点を下回ればアウト、という仕組みです。
ちなみに、2025年度(令和7年度)の基準点は次の通りでした。
- 基礎能力試験:40点満点中12点未満は不合格
- 適性試験:120点満点中36点未満は不合格
- 人物試験:A~Eのうち、D、E評価は不合格
たとえば、筆記試験が満点でも人物試験がD評価なら即不合格です。
つまり、倍率がどれだけ低くても「誰でも受かる状況」にはならないということですね。
試験科目が多く、対策の負担が大きい
単純に「対策すべきことが多い」という点も、難易度を上げている理由のひとつです。
実際に出題される科目は、以下の通り多岐にわたります。
| 基礎能力試験 | 文章理解・判断推理から、歴史・物理・数学まで幅広く出題 |
|---|---|
| 適性試験 | 120問を15分で解く事務処理能力テスト |
| 作文試験 | 文章構成力や考え方を問われる記述式の試験 |
| 人物試験 | 人間性・コミュニケーション能力を評価・判断する |
働きながら、あるいは高校の授業と並行してこれら全ての対策を進めるのは、非常に大きな負担となるでしょう。
面接で一定評価を取れないと不合格
筆記試験とは違い、人物試験(面接)は「努力がそのまま結果に見えにくい」という難しさがあります。
税務職員の面接はA〜Eの5段階評価ですが、D・E評価がつくと、筆記試験が満点でも不合格になってしまいます。
特に、次のような印象を持たれると、この「足切りライン」に引っかかる可能性が高くなります。
- 会話のキャッチボールができない(コミュニケーション不足)
- なぜ税務職員なのかが曖昧(志望動機の弱さ)
- 公務員としての適性を疑われる(態度や発言の問題)
筆記で高得点を取れていても、こうした点でマイナス評価を受けて不合格になるケースは、十分にあり得ます。
勉強量が得点に直結する筆記試験と違い、面接には決まった正解がありません。そのため、合否の予想がつきにくい(対策の成果が見えにくい)という点も、この試験の難しさといえるでしょう。
【最新】税務職員採用試験の実施状況(結果)
税務職員採用試験の難しい理由を踏まえつつ、以下の最新データから全体像を確認していきましょう。
【2025(令和7)年度】全体の実質倍率は2.1倍
結論から言うと、2025年度(令和7年度)の全体倍率は2.1倍でした。
昨年度(2.4倍)からさらに倍率が下がり、過去と比較してもかなり低い数値になっています。
【2025年度(令和7年度)】全体の実質倍率
- 受験者数:2,741人
- 合格者数:1,329人
- 最終倍率:2.1倍
ここで注意したいのは、「全体倍率2.1倍」という数字だけを見て「簡単だ」と誤解しないことです。
合格しやすくなっているのは事実ですが、それはあくまで基準点(足切り)をクリアした人が増えたわけではなく、受験者自体が減少している影響が大きいからです。
前述のとおり、税務職員の試験には厳しい「基準点」があります。倍率が低くても、準備不足であれば不合格になってしまうでしょう。
要するに、「倍率が低い=ライバルは少ない」ですが、「倍率が低い=誰でも合格できる」わけではないことを忘れないでくださいね。
【過去12年間】実質倍率の推移
長期的に見ると、税務職員の倍率は減少傾向にあります。
| 実施年 (採用年度) | 受験者数 (人) | 合格者数 (人) | 倍率 (倍) |
|---|---|---|---|
| 2025年 (令和7年度) | 2,741 | 1,329 | 2.1 |
| 2024年 (令和6年度) | 3,315 | 1,403 | 2.4 |
| 2023年 (令和5年度) | 4,077 | 1,367 | 3.0 |
| 2022年 (令和4年度) | 5,375 | 1,656 | 3.2 |
| 2021年 (令和3年度) | 6,283 | 1,809 | 3.5 |
| 2020年 (令和2年度) | 6,186 | 1,672 | 3.7 |
| 2019年 (令和元年度) | 5,712 | 1,455 | 3.9 |
| 2018年 (平成30年度) | 6,978 | 1,496 | 4.7 |
| 2017年 (平成29年度) | 7,467 | 1,469 | 5.1 |
| 2016年 (平成28年度) | 7,249 | 1,523 | 4.8 |
| 2015年 (平成27年度) | 7,130 | 1,447 | 4.9 |
| 2014年 (平成26年度) | 5,883 | 1,289 | 4.6 |
10年前と比較すると、受験者数は半分以下にまで減っています。
かつては5倍近い倍率があったことを考えると、現在は合格を狙いやすい状況になっており、公務員を目指す人にとってはチャンスだといえます。
【地域別】難易度の差は大きい
全体倍率が2.1倍でも、受験する地域(国税局)によって状況は大きく異なります。
関東や北海道などは1.7倍と低めですが、九州は2.9倍、沖縄に至っては4.2倍と、地域によって倍率が高いことが分かります。
| 地域 | 受験者数 (人) | 合格者数 (人) | 倍率 (倍) |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 90 | 53 | 1.7 |
| 東北 | 225 | 91 | 2.5 |
| 関東 | 796 | 461 | 1.7 |
| 東海 | 254 | 144 | 1.8 |
| 近畿 | 401 | 221 | 1.8 |
| 中国 | 246 | 91 | 2.7 |
| 四国 | 116 | 58 | 2.0 |
| 九州 | 575 | 201 | 2.9 |
| 沖縄 | 38 | 9 | 4.2 |
つまり、税務職員採用試験の難易度を正しく把握するには、全体倍率だけでなく、自分が希望する勤務地の倍率を確認することが大切です。
次の章では、地域ごとの詳細な倍率を詳しく解説します。
【地域別】税務職員採用試験(高卒)の実質倍率推移
最新(2025年度)の結果を見てきましたが、単年のデータだけでは、試験が易化したのか偶然の結果なのか判断しづらいです。
そこで、過去の倍率がどう推移してきたのかもチェックし、長期的な難易度の傾向を確認していきましょう。
以下に直近5年分のデータを一覧にしました。
地域名をクリックすると、各地域の詳細データへジャンプします。
| 地域 | 2025 | 2024 | 2023 | 2022 | 2021 |
|---|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 1.7 | 1.8 | 2.0 | 3.7 | 4.5 |
| 東北 | 2.5 | 2.6 | 3.0 | 3.7 | 3.5 |
| 関東 | 1.7 | 2.1 | 2.9 | 2.8 | 2.8 |
| 東海 | 1.8 | 2.5 | 3.3 | 3.5 | 4.0 |
| 近畿 | 1.8 | 1.6 | 3.1 | 2.5 | 2.8 |
| 中国 | 2.7 | 2.8 | 3.2 | 3.9 | 3.9 |
| 四国 | 2.0 | 2.2 | 2.6 | 3.5 | 5.1 |
| 九州 | 2.9 | 3.5 | 2.9 | 4.1 | 4.4 |
| 沖縄 | 4.2 | 7.3 | 6.9 | 7.1 | 9.7 |
北海道
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 90 | 53 | 1.7 |
| 2024 | 107 | 59 | 1.8 |
| 2023 | 82 | 42 | 2.0 |
| 2022 | 185 | 50 | 3.7 |
| 2021 | 217 | 48 | 4.5 |
| 2020 | 276 | 63 | 4.4 |
| 2019 | 215 | 49 | 4.4 |
| 2018 | 278 | 51 | 5.5 |
| 2017 | 317 | 52 | 6.1 |
| 2016 | 283 | 50 | 5.7 |
| 2015 | 364 | 45 | 8.1 |
| 2014 | 267 | 68 | 3.9 |
東北
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 225 | 91 | 2.5 |
| 2024 | 227 | 86 | 2.6 |
| 2023 | 269 | 90 | 3.0 |
| 2022 | 404 | 110 | 3.7 |
| 2021 | 479 | 136 | 3.5 |
| 2020 | 511 | 136 | 3.8 |
| 2019 | 568 | 121 | 4.7 |
| 2018 | 755 | 144 | 5.2 |
| 2017 | 807 | 183 | 4.4 |
| 2016 | 838 | 192 | 4.4 |
| 2015 | 498 | 160 | 3.1 |
| 2014 | 426 | 85 | 5.0 |
関東甲信越
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 796 | 461 | 1.7 |
| 2024 | 1,067 | 504 | 2.1 |
| 2023 | 1,409 | 488 | 2.9 |
| 2022 | 1,789 | 630 | 2.8 |
| 2021 | 1,871 | 667 | 2.8 |
| 2020 | 2,514 | 615 | 4.1 |
| 2019 | 2,166 | 632 | 3.4 |
| 2018 | 2,755 | 671 | 4.1 |
| 2017 | 2,925 | 622 | 4.7 |
| 2016 | 2,985 | 680 | 4.4 |
| 2015 | 3,124 | 721 | 4.3 |
| 2014 | 2,322 | 573 | 4.1 |
東海北陸
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 254 | 144 | 1.8 |
| 2024 | 375 | 151 | 2.5 |
| 2023 | 450 | 136 | 3.3 |
| 2022 | 661 | 188 | 3.5 |
| 2021 | 790 | 200 | 4.0 |
| 2020 | 673 | 193 | 3.5 |
| 2019 | 726 | 166 | 4.4 |
| 2018 | 882 | 176 | 5.0 |
| 2017 | 921 | 201 | 4.6 |
| 2016 | 994 | 201 | 4.9 |
| 2015 | 630 | 176 | 3.6 |
| 2014 | 612 | 142 | 4.3 |
近畿
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 401 | 221 | 1.8 |
| 2024 | 389 | 244 | 1.6 |
| 2023 | 744 | 240 | 3.1 |
| 2022 | 713 | 283 | 2.5 |
| 2021 | 864 | 304 | 2.8 |
| 2020 | 726 | 254 | 2.9 |
| 2019 | 479 | 156 | 3.1 |
| 2018 | 662 | 150 | 4.4 |
| 2017 | 828 | 144 | 5.8 |
| 2016 | 592 | 147 | 4.0 |
| 2015 | 766 | 134 | 5.7 |
| 2014 | 901 | 193 | 4.7 |
中国
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 246 | 91 | 2.7 |
| 2024 | 234 | 84 | 2.8 |
| 2023 | 271 | 85 | 3.2 |
| 2022 | 501 | 128 | 3.9 |
| 2021 | 668 | 171 | 3.9 |
| 2020 | 363 | 141 | 2.6 |
| 2019 | 352 | 74 | 4.8 |
| 2018 | 388 | 67 | 5.8 |
| 2017 | 349 | 66 | 5.3 |
| 2016 | 389 | 67 | 5.8 |
| 2015 | 464 | 61 | 7.6 |
| 2014 | 284 | 76 | 3.7 |
四国
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 116 | 58 | 2.0 |
| 2024 | 109 | 50 | 2.2 |
| 2023 | 177 | 69 | 2.6 |
| 2022 | 224 | 64 | 3.5 |
| 2021 | 358 | 70 | 5.1 |
| 2020 | 222 | 92 | 2.4 |
| 2019 | 204 | 49 | 4.2 |
| 2018 | 215 | 39 | 5.5 |
| 2017 | 208 | 33 | 6.3 |
| 2016 | 191 | 26 | 7.3 |
| 2015 | 247 | 24 | 10.3 |
| 2014 | 215 | 43 | 5.0 |
九州
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 575 | 201 | 2.9 |
| 2024 | 749 | 217 | 3.5 |
| 2023 | 592 | 205 | 2.9 |
| 2022 | 756 | 183 | 4.1 |
| 2021 | 843 | 193 | 4.4 |
| 2020 | 774 | 139 | 5.6 |
| 2019 | 883 | 184 | 4.8 |
| 2018 | 940 | 180 | 5.2 |
| 2017 | 1,024 | 160 | 6.4 |
| 2016 | 877 | 152 | 5.8 |
| 2015 | 953 | 119 | 8.0 |
| 2014 | 777 | 106 | 7.3 |
沖縄
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 38 | 9 | 4.2 |
| 2024 | 58 | 8 | 7.3 |
| 2023 | 83 | 12 | 6.9 |
| 2022 | 142 | 20 | 7.1 |
| 2021 | 193 | 20 | 9.7 |
| 2020 | 127 | 39 | 3.3 |
| 2019 | 119 | 24 | 5.0 |
| 2018 | 103 | 18 | 5.7 |
| 2017 | 88 | 8 | 11.0 |
| 2016 | 100 | 8 | 12.5 |
| 2015 | 84 | 7 | 12.0 |
| 2014 | 79 | 3 | 26.3 |
【対策】税務職員採用試験(高卒)に合格するには?
結論から言うと、倍率は無視して「合格基準を超えること」だけに集中してください。
なぜなら、倍率が何倍であろうと、やるべき準備は変わらないからです。
国税庁が求めているのは「定員を埋める人」ではなく「税務職員として適性がある人」です。そのため、たとえ低倍率であっても、基準に達しなければ容赦なく不合格になります。
逆に言えば、どんなに倍率が高くても、求められる基準さえクリアすれば合格できるのです。
ここからは、合格基準を超えるための「科目別攻略法」を、具体的な試験内容とともに解説します。
基礎能力試験:「一般知能」を得点源にする
基礎能力試験(第1次試験)の攻略法は、出題数の多い「一般知能」を確実に得点することです。
まずは、試験の概要と科目を見てみましょう。
| 試験時間 | 90分 |
|---|---|
| 問題数 | 40問 |
| レベル | 高校卒業程度 |
| 出題形式 | 五肢択一式 |
| 解答方式 | マークシート |
| 試験科目 | 一般知能 数的推理、判断推理、資料解釈、文章理解 一般知識 社会科学、人文科学、自然科学、情報 |
| 配点比率 | 5/10 |
このように試験範囲は膨大です。これを全て完璧にしようとすると、確実に時間が足りなくなります。
合格基準を超えるためには、配点の高い「一般知能(文章理解や数的推理など)」を優先し、範囲が広すぎる「一般知識(物理や化学など)」には深入りしない戦略が必要です。
「満点」ではなく「合格ライン」を超えるために、捨てる科目と拾う科目を明確にすることが最大の対策になります。
▼下記の記事では、過去のデータをもとに、出題傾向を分析し、効率的に学習を進めるためのポイントを整理しました。参考にしてください。


適性試験:満点狙いで総合点を底上げする
適性試験の攻略法は、スピード勝負に慣れて高得点を稼ぐことです。
実は、この試験がもっとも努力が点数に結びつきやすく、総合点を稼ぐチャンスといえます。
| 試験時間 | 15分 |
|---|---|
| 問題数 | 120問 |
| 出題傾向 | 計算 照合 置換 分類 図形把握 これらの形式から3パターンが出題される。 |
| 配点比率 | 2/10 |
内容は単純作業ですが、15分で120問というスピードが求められます。
1問1点で計算されるため、ここで満点近くを取れれば、基礎能力試験のミスを十分にカバーできます。
特別な知識は不要ですが、何度も時間を計って練習し、反射神経を鍛えておくことが大切です。
▼適性試験の過去問や対策方法は下記の記事を参考にしてください。


作文試験:添削を受けて独りよがりを防ぐ
作文試験の攻略法は、必ず第三者の添削を受けることです。
自分では書けているつもりでも、「問いに答えていない」「論理が飛躍している」といった理由で評価されないケースが後を絶たないからです。
| 試験時間 | 50分 |
|---|---|
| 問題数 | 1題 |
| 文字数 | 600字 |
| 評価基準 | ・内容 ・表現 ・文字 |
| 配点比率 | 合否判定のみ |
作文は合否判定のみに使われますが、基準を下回れば即不合格です。
独学では気づけない癖を修正し、「誰もが納得する構成」を身につけることが、合格基準をクリアする最短ルートになります。
▼過去のテーマや対策方法は下記記事でまとめています。


面接試験:早めに自己分析を始める
面接試験(第2次試験)の攻略法は、「D評価(足切り)」を避けるための入念な準備です。
もっとも警戒すべきは、筆記試験が満点でも面接評価が低ければ不合格になる点です。
| 実施形式 | 個人面接 |
|---|---|
| 試験時間 | 15分程度 |
| 面接官 | 3人 |
| 配点比率 | 3/10 |
個人面接では、1人の受験者に対して3人の面接官が厳しい目でチェックします。
ここでは「特別なエピソード」を話す必要はありません。コミュニケーション能力や熱意といった、公務員として当たり前の基準を満たしていることを証明できれば合格できます。
筆記対策と並行して自己分析や模擬面接を行い、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
▼対策方法や過去の質問例は下記の記事でも詳しく解説しています。


【日程】税務職員採用試験(高卒)の対策はいつから始める?
結論、今すぐ始めましょう。
一般的に、合格者の多くは1年前、遅くとも半年前には本格的な対策をスタートさせています。
ここまで解説したとおり、税務職員採用試験の範囲は非常に広いです。
短期間の詰め込みで対応するのは難しいため、本試験の日程から逆算して学習計画を立てることが合格への近道になります。
合格への対策ロードマップ
では、9月の試験に向けてどのように進めればよいのでしょうか。
高校の授業や部活動もあるため、無理のないペース配分が重要です。
ここでは、高校2年生の1月(年明け)からスタートする場合の理想的なスケジュールを紹介します。
| 時期 | やること・目標 |
|---|---|
| 1月〜3月 (基礎固め) | まずは主要科目をインプット! ・「数的推理」「判断推理」の解法を覚える ・「適性試験」の形式に慣れる(毎日1回) ・自己分析を少しずつ始める |
| 4月〜6月 (実践・応用) | 過去問演習で実力アップ! ・過去問を繰り返し解き、出題パターンを掴む ・苦手分野を洗い出し、重点的に復習する ・作文(600字)を時間内に書く練習をする |
| 7月〜8月 (直前期) | 総仕上げと時間配分の確認! ・模試を受けて本番の空気に慣れる ・面接カードの原案を作成する(自己分析) |
| 9月〜 (二次対策) | 面接対策に全集中! ・模擬面接で会話の練習をする ・志望動機や自己PRをブラッシュアップする |
2025年度(令和7年度)の試験日程
2025年度のスケジュールは以下の通りです
| 募集要項配布 | 2025年5月7日(水) |
|---|---|
| 受験申込み期間 | 2025年6月13日(金)~6月25日(水) |
| 第1次試験日 | 2025年9月7日(日) |
| 1次合格発表 | 2025年10月9日(木) |
| 第2次試験日 | 2025年10月15日(水)~10月24日(金) ※指定された1日 |
| 最終合格発表 | 2025年11月18日(火) |
【要注意】一次合格発表から二次試験までの期間
一次試験の合格発表(10/9)から、二次試験のスタート(10/15)まで、わずか6日しかありません。
もし、「筆記試験の結果が出てから面接練習をしよう」と考えていたら、その時点でアウトです。
6日間で面接カードを仕上げ、模擬面接を繰り返し、入退室のマナーを完璧にするのは物理的に不可能だからです。
この過酷なスケジュールこそが、税務職員採用試験の隠れた難関ポイントといえるでしょう。
税務職員採用試験(高卒)に関するFAQ
税務職員採用試験に関するFAQ(受験者から頻繁に寄せられる質問とその回答)をまとめています。
税務職員採用試験の年齢制限は?
税務職員採用試験は21歳まで受験できます。
2025(令和7)年度の受験資格は以下のとおりです。
2025(令和7)年4月1日において高等学校又は中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して3年を経過していない者(2023(令和5)年4月1日以降に卒業した者が該当します。)及び2026(令和8)年3月までに高等学校又は中等教育学校を卒業する見込みの者
税務職員採用試験の配点は?
2025年度税務職員採用試験の配点は以下のとおりです。
- 基礎能力試験:5/10
- 適性試験:2/10
- 作文試験:合否のみ
- 人物試験:3/10
- 身体検査:合否のみ
税務職員採用試験の過去問はダウンロードできる?
税務職員採用試験の過去問は人事院ホームページで公開されています。
人事院ホームページにアクセスし、「試験問題例」のセクションを探してください。そこから、税務職員採用試験の過去問をダウンロードすることができます。
▼過去問は下記の記事でも3年分を掲載しています。参考にしてください!
税務職員採用試験のボーダーラインは?
受験年度や採用人数によって変動しますが、ボーダーラインは6割程度です。しっかり準備しておけば容易に到達できる水準です。
同じ公務員試験でも、裁判所事務官は最低8割必要ですし、県庁や市役所も7割程度。比較すると税務職員採用試験のボーダーラインは大したことありません。
6割程度の点数であれば、傾向に沿って勉強すれば十分に取れるので、そこまで難度は高くないでしょう。
▼過去の合格点は下記の記事で詳しくまとめています。参考にしてください!
まとめ|税務職員採用試験(高卒)の難易度と合格へのポイント
本記事の結論として、税務職員採用試験は決して簡単な試験ではありません。
「倍率が低い=誰でも受かる」と勘違いして対策を怠ると、厳しい基準点(足切り)によって容赦なく不合格になるからです。
しかし逆に言えば、合格者は例外なく、戦略的に「正しい方向の努力」を継続しています。最後に、記事内で解説した「合格者が実践している3つの鉄則」をおさらいしましょう。
- 基礎能力試験:「一般知識」には深入りせず、「一般知能」を得点源にする。
- 適性試験:スピード勝負に慣れ、満点狙いで教養試験の負担を減らす。
- 人物試験:筆記合格から面接までは6日しかない。「受かっている前提」で早めに対策する。
特に、一次試験合格から二次試験までの期間は非常に短く、ここが最大の難所です。
「いつかやろう」ではなく、今日から行動を始めましょう。早く動き出した人だけが、来年の春に笑顔で合格通知を手にできますよ。
▼次に読むべき記事
不安のある分野からで構いません。
クリックした先が、合格への次の一歩です。

