【2025年受験ガイド】国家一般職(高卒)の試験内容と対策

国家一般職の試験内容

本記事では、高卒程度公務員試験の一つである国家公務員一般職の試験内容と対策のポイントを徹底解説します。

少しでも合格率を上げるには、試験内容を理解してから対策を始めることが大事です。

この記事を最後まで読むことで、一次試験、二次試験の内容から合格に向けた準備まで網羅的に理解できます。ぜひ、参考にしてください。

目次

【高卒】国家一般職の一次試験内容

高卒程度国家一般職の一次試験は「基礎能力試験」、「適性試験」、「専門試験」、「作文試験」が行われます。

  • 基礎能力試験
  • 専門試験
  • 適性試験
  • 作文試験

基礎能力試験

計算力や読解力を測る『一般知能』と、今までに勉強してきた基礎学力を測る『一般知識』で構成される筆記試験です。

事務・技術・農業土木・林業すべてが同じ問題に解答します。

【高卒程度】国家一般職 基礎能力試験の概要(2024年度)
試験時間90分
問題数40問
レベル高校卒業程度
出題形式五肢択一式
解答方式マークシート
試験科目一般知能
数的推理、判断推理、資料解釈、文章理解

一般知識
社会科学、人文科学、自然科学、情報
配点比率事務区分:4/9
技術区分:2.3/9

幅広い科目・分野から出題されますが、問題レベルはそんなに高くありません。

どの科目から手をつけるのか、どの分野は捨てていいのかなど、出題傾向(範囲)を理解し効率よく勉強しましょう。

具体的な科目や勉強方法を下記記事でまとめています。

専門試験

試験区分に応じて必要な専門的知識を問う筆記試験で、技術・農業土木・林業区分で実施されます。

【高卒程度】国家一般職 専門試験の概要(2024年度)
試験時間100分
問題数40問
出題形式五肢択一式(マークシート)
試験科目技術区分
【必須問題(20問)】
数学・物理・情報
【選択問題(各20問)】
電気・情報系
機械系
土木系
建築系

農業土木区分
農業土木設計、農業土木施工、水循環、測量、農業と環境・情報

林業区分
森林経営、森林科学、測量、林産物利用・植物バイオテクノロジー、農業と環境・情報
配点比率4.7/9

基礎能力試験に比べて配点が2倍になります。

そのため、できるだけ専門試験で点数を取ることが大事!

専門試験の過去問は下記記事でまとめています。

適性試験

簡単な計算問題や図形の組み合わせなど、短時間でどれだけ多くの問題を解けるか(処理できるか)を測る筆記試験です。

*事務区分のみ実施。

【高卒程度】国家一般職 適性試験の概要(2024年度)
試験時間15分
問題数120問
出題傾向計算
照合
置換
分類

これらの形式から3パターンが出題される。
配点比率2/9

1問1点で計算されるので、高得点が取れると基礎能力試験の負担を減らせます。

特別な対策は必要ありませんが、何回かは時間を計って問題形式になれるようにしましょう。

適性試験の過去問や対策方法は下記の記事を参考にしてください。

作文試験

自分の考えや主張を論理的に説明する文章形式の試験です。筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、公務員としての適性などを総合的に評価します。

*事務区分のみ実施。

【高卒程度】国家一般職 作文試験の概要(2024年度)
試験時間50分
問題数1題
文字数600字
評価基準・内容
・表現
・文字
配点比率1/9

作文は、自分では文章が書けると思っていても、意外に書けなかったり、書けた(気になった)としても課題に対してまったく十分な解答にはならないことはよくあります。

勉強すればしただけ成果が見える筆記試験とは違い、客観的な評価(添削してもらうこと)でしか習熟度がわからないため厄介な試験といえるでしょう。

毎年、作文で評価がもらえずに不合格となる受験者は一定数いるので早めに準備をしてください。

過去のテーマや対策方法は下記記事でまとめています。

【高卒】国家一般職の二次試験内容

高卒程度国家一般職の二次試験は人物面に関する口述試験(面接)が行われます。

口述試験

志望動機や自己アピールなどを問うことで、あなたが国家公務員として相応ふさわしいかどうかを評価・判断する面接試験です。

【高卒程度】国家一般職 口述試験の概要(2024年度)
試験時間20分
面接官3人
形式個人面接
質問例・緊張していますか。
・会場までどうやってきましたか。
・志望動機を言ってください。
・希望する官庁はありますか。
・官庁説明会には参加しましたか。
・30秒で自己PRしてください。
・あなた自身を1分間で表現してみてください。
・どのようなタイプの友人が多いですか。
・卒業後、公務員になることを親はなんと言っていますか。
・大学へ進学しようと思いませんでしたか。
・部活動は何をやっていましたか。
・新聞は読んでいますか。
・気になるニュースはありますか。
・公務員の不祥事をどう思いますか。
・最後に言い残したことはありませんか。
配点比率2/9

個人面接は1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。

間違いのない回答を目指すことも重要ですが、あまりマニュアルに頼るのではなく、それ以上に自分らしさや国家一般職(高卒)への熱意をアピールできるように準備していきましょう。

面接カードや過去の質問例は下記の記事でも詳しく解説しています。

【高卒】国家一般職に関するFAQ

国家一般職(高卒)に関するFAQ(受験者から頻繁に寄せられる質問とその回答)をまとめています。

試験概要

国家一般職(高卒程度)の年齢制限は?

次の条件を満たすことが必要です。

2024(令和6)年4月1日において高等学校又は中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して2年を経過していない者及び2025(令和7)年3月までに高等学校又は中等教育学校を卒業する見込みの者。

国家一般職(高卒程度)の採用人数は?

2024年度国家一般職(高卒程度)では、2110人程度の採用を見込んでいます。

地域別の採用人数推移は次のとおり。

国家一般職(高卒事務) 採用予定人数の推移
区分・地域202420232022
北海道100人80人60人
東北80人70人80人
関東甲信越790人750人730人
東海北陸110人150人120人
近畿100人185人100人
中国75人45人35人
四国25人20人20人
九州100人110人95人
沖縄40人25人25人
  • 採用予定人員は、令和6年8月現在のものであり、変動する場合があります。

国家一般職(高卒程度)の倍率は?

国家一般職(高卒程度)の倍率は2倍台で推移しています。

  • 2024年度:2.7倍
  • 2023年度:2.5倍
  • 2022年度:2.9倍

統一試験日を設けて選考を行っている地方公務員とは違い、国家一般職(高卒程度)の選考試験は単独日で行うため全国から受験者が集まりやすいです。

地域別の倍率や詳細(受験者数や合格者数など)は下記の記事で詳しくまとめています。参考にしてください。

国家一般職(高卒程度)の配点は?

試験科目事務その他
基礎能力試験$$\frac{4}{9}$$$$\frac{2.3}{9}$$
専門試験$$\frac{4.7}{9}$$
適性試験$$\frac{2}{9}$$
作文試験$$\frac{1}{9}$$
人物試験$$\frac{2}{9}$$$$\frac{2}{9}$$
国家一般職(高卒)の配点比率
江本

人物試験の配点比率を現行から引き上げることに注意が必要!

試験日程

国家一般職(高卒程度)の募集要項はいつ出る?

例年、国家一般職(高卒程度)の募集要項は6月上旬に発表されます。

募集要項には、試験内容や実施状況などの詳細な情報が掲載されていますので、必ず確認してください。

国家一般職(高卒程度)の試験日や合格発表日はいつ?

具体的な選考スケジュールは次のとおり。

国家一般職(高卒程度) 選考日程(2024年度)
受付期間2024年6月14日(金)〜26日(水)
一次試験2024年9月1日(日)
一次試験
合格発表
2024年10月3日(木)
二次試験2024年10月9日(水)〜18日(金)
最終合格2024年11月12日(火)

試験対策

国家一般職(高卒程度)の過去問はどこで入手できる?

国家一般職(高卒程度)の過去問は人事院ホームページで公開されています。

人事院ホームページにアクセスし、「試験問題例」のセクションを探してください。そこから、国家一般職(高卒程度)の過去問をダウンロードすることができます。

過去問は下記の記事でも3年分を掲載しています。参考にしてください!

国家一般職(高卒程度)の合格ラインは?

受験年度や採用人数によって変動しますが、ボーダーラインは6割程度です。しっかり準備しておけば容易に到達できる水準です。

同じ公務員試験でも、裁判所事務官は最低8割必要ですし、県庁や市役所も7割程度。比較すると国家一般職(高卒程度)のボーダーラインは大したことありません。

6割程度の点数であれば、傾向に沿って勉強すれば十分に取れるので、そこまで難度は高くないでしょう。

過去の合格点は下記の記事で詳しくまとめています。参考にしてください!

【高卒】国家一般職の試験内容まとめ

解説したとおり国家一般職(高卒程度)の試験内容は幅広いため、適当に勉強を進めるのではなく傾向ををきちん理解してから効率よく行うことが大切です。

再度、試験内容をまとめます。

【高卒程度】国家一般職の試験内容(2024年度)
試験科目主な内容
一次試験基礎能力試験公務員(社会人)として必要な基礎学力(一般知能・知識)に関する筆記試験。(択一式:90分 / 40問)
専門試験試験区分に応じて必要な専門的知識を問う筆記試験で、技術・農業土木・林業区分で実施されます。(択一式:100分 / 40問)
作文試験テーマに基づき、自分の考えを論理的に展開し記述する試験。国家公務員として直面する課題への対応策や社会情勢など、深い思考と表現力が求められます。(600字 / 50分)
適性試験思考力・判断力・瞬発力などをを測る筆記試験(択一式:15分 / 120問)
二次試験口述試験国家公務員としての対応力や人柄、コミュニケーション能力などに関する面接試験。過去の経験や将来ビジョンについて質問されます。(1人20分程度)

単純に筆記試験の点数を取れば合格できるものではなく、面接・作文などによる人間性も重視されるため、努力がそのまま結果に結びつかない難しさがあります。

本サイトでは、国家一般職(高卒程度)の合格に必要な情報を多く配信しています。

ぜひ、参考にして対策を始めてくださいね。

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